羊歯や潅木が行く手を阻む 猪名川町の一本松山 県道21号線から見た一本松山(右)とP232(左)の山 東光寺駐車場12:05−近畿自然歩道登山口12:25−銀山峠12:42・12:47−一本松山山頂12:58・13:43−232ピークの鞍部14:00−光台寺14:40−東光寺駐車場15:00 朝7時過ぎに山仲間から今日暇なら猪名川に300m程の山があるので行かないかと電話があり、一つ返事で行くことにした。 自宅を10:40分に車で出かけたが、猪名川町の県道12号線に入るとゴールデンウイークの初日とあってか、車は渋滞しておりなかなか目的地に着く事ができない。 車を道の駅「いながわ」に駐車しようと思ったが、駐車するスペースがあるか判らないため、帰りに「木喰仏」で有名な東光寺の「木喰仏」を見学して帰えろうと駐車場に駐車する。 近畿自然歩道は道の駅「いながわ」万善橋から始まる、県道68号から一本松団地に入り、その突き当たりに近畿自然歩道と記された標識があったので、指示標に従い谷川を登り始める。
万善橋から県道68号を見る 一本松団地はこの奥にある 団地の突き当たりにある歴史街道の標識 登山道は直ぐに谷川から離れ整備された展望の良い尾根道に変わるが、私の苦手な長い階段へと変わる、花の季節を終えた三つ葉ツツジの萎れた花を見ながらゆっくり登って行くと峠と記された場所に出た、ここが銀山峠らしい、峠には左右に細い道があり、左が一本松山への道らしい、右は地図に出ている大日山への道らしい。
銀山道は整備されているが階段が多い 峠に着く 以前この山に登った人の話では登山道は無く、獣道を登ったと山仲間が言っていたが、背丈の低い羊歯が登山道を所々覆っているだけで、私に言わせれば何でもない普通の登山道に過ぎない。
銀山峠 峠から一本松山へ入ると直ぐに羊歯の林 万善橋から見た山容より緩やかな登りで、休憩するまもなく一本松山山頂に着いた、山頂は広く、広場の真ん中に四等三角点の標石が埋め込まれている、展望は周囲を木々に囲まれ望むことが出来ない。
山頂の四等三角点 遅い昼食を終え、下りはP232を経て光台寺へと下ることにしたが、山頂で周囲を見ると登って来た道以外に三通りの細い道がある、地図と磁石を使って方向を確かめ東へと下り始めるが、落ち葉によって道は見え隠れしている。
背丈より高い羊歯林を抜けると潅木の良い道が現れる この道を利用して登る人は少ないのか、定かでない道の周りにある木々を掴まえマーキングを頼りに急斜面を下るが、至るところに今度は私の背丈を越す羊歯が現れ行く手を阻む、羊歯を掻き分け登山道から外れないように、また転倒しないように慎重に下っていくと緩やかな鞍部に出た。
道が羊歯に覆われて、道を探しながら進む 鞍部はこれから登ろうとするP232の山の下らしい、P232の取り付き点に付くとP232の西斜面は木々が切り払われ羊歯や雑草が覆いつくし、それらしい道を探すが見つけることが出来ない。
傷だらけになったヤブコギ 素晴らしい展望に足場を確保してカメラを向ける 下から山頂を眺めて行く手を決め、雑草のなかに突っ込むが、これがなかなか手強い、草木を掴み登るが、見た目より急斜面で爪先登りとなり、おまけに滑り易く何度も滑り滑りやっと中間まで登って振り返ると、先ほど登った一本松山の素晴らしい山容が望まれ、滑りこけた時に受けた傷の手当も忘れてしばし展望に見とれる。 P232への登りから見た一本松山全景と北西部の山々 P232の山頂までの高低差は100mほどだがやっと三分の一ほど登った辺りかなと思いつつ上を眺め、何処までこの格闘技が続くのかと思いながら、またも雑草の中に突っ込む。 P232への登り途中から見た一本松山 点線は下ったルート P232の尾根まで登りつくと雑草の中にそれらしい道が現れる、獣道と紛う道を進むと潅木林となり、道もはっきりしてくるが下りはどうなんだろうと思いながら下りにかかると、潅木林の中にそれらしい道が続いていたのでひとまず安心。 安心と思ったのもつかの間で、急斜面は落ち葉で滑り易く、木々を掴まえていなければとても下ることは出来ない、やっと緩やかなところまで下ると広い道が現れ、その道の両側には庭木に使う木々が植えられ、民家のあるところまで降りたのかなと思っていると、道は二手に分れ、地図で確認すると真っ直ぐらしい。
光台寺の墓苑 観音様の左から出てきた 光台寺下の近畿自然歩道 真っ直ぐの道は考えるまもなく観音像が見下ろす光台寺の墓苑に着き、高台にある墓苑からの展望を眺めながらしばし休憩とする。
養蜂箱 マス釣り場 光台寺の下まで下ると近畿自然歩道と記された標識が現れ、指示標に従って進むとマス釣り場に出た、連休とあってかマス釣り場は竿を出す場も無いほどの賑わいを見せていた。 県道12号を東光寺へと戻っていると、先ほど縦走した一本松山とP232のマッチした素晴らしい山容が現れ、あの緩やかな山容から、何であの急な斜面があるんだろうと話しながら駐車場に着く。 歩いたルート 道があるようで無いのは山頂からP232を経て光台寺まで
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