大分県の珍しい呼び名の山  その2
一尺八寸山 (みおうやま)706.7m
 


 立羽田の景  ドライブイン駐車場より

 
 林道登山口11:10−第二分岐点11:18−林道出合分岐11:44−分岐点11:50−山頂11:53・12:05−登山口12:35

 大分県玖珠町にはまともに読めない山が沢山あり、今回はその中でも難読度サミット第一位の一尺八寸山に登ってきました。
 みなさん一尺八寸山と記して何と読みます?普通は「いっしゃくはっすんやま」と読むでしょう、しかし違うのです。
 一尺八寸山と記して「みおうやま」漢字では「三尾山」と読むのです。登山口に記している能書きによると何故「ミオウヤマ」と呼ぶようになったかは不明であるが、昔からの伝えによると、この山に住む狐を捕えたら一尺八寸あったとか、また三つの尾をもつ蛇が居て、その尾の長さを足すと一尺八寸あったからとか、また田畑を荒らすイノシシ三頭をお殿様が捕え、その尾を足したら一尺八寸あったからなどと伝えられていると記されている。
 一尺八寸は約68cmで「日本全国難読山名コンテスト」で日本一位になった。(中津市教育委員会)
 
 

    
 
           一尺八寸山山の能書き                          シイタケ栽培の横を登る

 
 宇佐市に居る姉さんの家を出るとき雨がぱらついていたが、事前に中津市振興課で登山口への道を聞いていたので登山口までは難なく行けたが、一尺八寸山登山口と記された所に着くと雨がやや本降りみたいになっていたので「中止にする?」と聞けばすぐ止むだろうから登ると言う。
 登山口には車三台ぐらいが駐車できるスペース(ほんまは対向車とのすれ違う箇所)があり、そこに車を駐車して登山支度をして登山口に行くと、シイタケ栽培をおこなっているおじさんが居て「山への道は難しいですか」と聞くと簡単に登れて迷うことはない、間違えやすいところには指標あると教えていただき、杉の植栽林の中を登り始める。
 

    
 
       杉の植栽林を登る                                 間違えやすい二つ目の分岐

 
 最初こそ九十九折れにゆっくり登っていたが、いつの間にか緩やかな登山道に変わり、何処から登って来ているのかわからない林道に出て、その林道を少し行くと指標が現れ、指標に従っていくと直ぐに山頂に着いた。

    
 
  平坦な登山道だが竹笹が雨に濡れているためズボンの裾がびしょびしょ         林道出合の指標

  山頂は広いが展望は木々に囲まれ皆無だが、山頂を示す標柱の裏側に三角点があり、その横に山名難読度一位になった標石が建てられていた。
   

     
             山頂はこの奥                                    山頂の標柱


     
 山頂の二等三角点とサミット記念標柱

 登ってきた道を引き返し、時間的に余裕があるので次回もう一つの難読度の山「月出山岳(かんとうだけ)」の登山口を聞くために玖珠町役場へと車を走らせる。
 

    
 
              雨も上がり記念撮影                         難読山全国一位の標柱

 玖珠町役場への道中で素晴らしい柱石が立ち並ぶ「立羽田の景」と記された箇所が現れ、その素晴らしさに車を止めて暫し見とれる。
    

     
巨岩が立ち並ぶ立羽田の景

 
 
    
         巨岩が立ち並ぶ立羽田の景                        伐株山山頂から見た一尺八寸山?

 
 玖珠町役場の振興課で「月出山岳」への登山口を聞き、ついでに役場の前に見える珍しい山の名を聞くと「伐株山(きりかぶやま)」と言う、車で行けるかと聞くと山頂まで登れる、山頂はハングライダーの基地になっていると言うので取り敢えず「月出山岳」は後にして「伐株山」へと車を走らせる。 


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