2010年5月大型連休

宝塚・西谷森の公園

 2010年の大型連休、今年から小学校一年生になって初めての連休、祝いに何処うかへと思う爺バカ、連休の予定はと聞くと5月2日なら空いてるが、他は予定が入ってるとのこと。

 昨年夏、丹波の五大山に連れて行ったと急斜面の荒れた登山道の登り下りで山とはと云う疲れだけが残ってるのか、今回も山に登って温泉に行くよと言うと「何処の山行くん」と第一声、私は昨年の山登りの記憶を払拭させるつもりで加西市の飯盛山に登って平荘湖で水遊びのあと、白雲谷温泉「ユピカ」で入浴と思ったが、母親の都合で温泉はダメになり、ではと思い出したのが比較的優しくて展望良しの宝塚・西谷の森の公園である。

 森の公園は兵庫県が県民一人から200円を県民税とは別に徴収して、県内各地に県民の森として低山を整備し、誰もが緑と親しみ触れ合うハイキングコースを開発してる森の公園である。

  

      東の谷遊歩道を行く                  数字を見て少ないほうへと指示する指標

 連休とあってか豊中市の蛍池から宝塚の生瀬橋まで通常30分で行ける国道を一時間半も掛かり、森の公園入口に当たる東の谷駐車場に着いたときは11時半を回っていた、駐車場に車を止めて管理事務所に向かう途中、孫が「じいちゃん何処の山登るん」と聞くので、指さして「あの山のてっぺんにお家(展望所)みたいな物が見えるだろう、あそこまでやで」と言うと「なんやあんなところか、てっぺんになんかあるん?」「何もないよ、回りの山が見えるだけ」「そうか」と会話しながら、いざ登りはじめるとベンチがあるたび腰をおろして休憩、お腹が空いたの連発。

  

       休憩所にて一休み                   昼食風景 冷たい蕎麦を美味しそうに

 尾根に出て丸木の階段が現れるたび「階段はしんどい」と言うので、「てっぺんまであと3分」と励ますと「なんやあと3分か、すぐやな」と言い、後ろを振り返って「母〜ちゃん頑張って」母親を励ます。

 山頂に着くと展望櫓の階段を登り「着いたー爺ちゃんも早く」と櫓の上から回りの山々を眺めていたが、山の名前が判らないのと山というものにまだ興味がないのか「ふ〜ん」と言ってるので、「あそこにとんがった山が有るやろ、あれが有馬富士やで」と指をさすと、母親が昨年保育所から有馬富士に行ったねと口添えすると「そうやで、行ったよ」と言うが思い出せないようだ。

          

山頂櫓にて

 昼食後、指標に書かれてる漢字が読めないので「爺ちゃんこれなんて書いてるの?」その下に買いてれる数字は読めるのか「こっちは720m、こっちは700m」と読み「こっち(700m)の方が近いからこっちから下りよう」と指をさしてるが、私は720mの方から下りようと言うと「遠い方になんかあるん?」と言うので「面白い岩場が有って面白いよ」と言うと「じゃぁ行こう」と下り始めるが、天気も良く地面が乾燥しきってるので一歩前に足を出すとズルーと滑り、すかさず私の手を掴まえに来る。

   

           記念撮影                    峠の東屋から山頂を見る

 岩尾根を「母ちゃん左行ったら落ちるから気お付けてや」と注意する余裕、岩尾根を過ぎ小石混じりの下りに掛かったとたんヅテ〜と尻もち、母ちゃんすかさず「人の心配するよりちゃんと爺ちゃんの手を掴まえとき」とやり返す、何が有ってもやはり母子はいいな〜とつくづく思う。

保与谷池堰堤から展望所を見る

 管理事務所に着くと野球やろうとバットを持って玉を打ち始めるが、周りには連休とあって人は多く「他の人に当たったら危ないからキャッチボールにし」と母親、玉を受け止められない孫は泣きべそ、そのあと他のことをして楽しんだあと、帰りの混雑を考え早めに帰路に着いたのが良かったのか、混雑も無くスムーズに家路に着いた。

 次また一緒に遊べるか判らないが、また一緒に行こうと別れ、私も家路に着く。