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        日本国民救援会尼崎支部 
                  26回支部総会
 私が所属する日本国民救援会尼崎支部の26回総会が開催され、役員の一人として参加して参りました。
 
 日本国民救援会と言っても知らない方が多いと思いますが宗教団体ではありませんよ、救援会とは皆さんもテレビやラジオニュースで毎日のように耳にする殺人事件や労働争議など色々な事件で冤罪や法律上不合理な理由で犯人や首切りにあった方たちを救済支援する組織です。
 
 

 

菊田弁護士から尼崎事件の公判経過を聞く参加者

  昨年、布川事件として無期懲役が言い渡された布川さんが冤罪として再審を求めて控訴していた事件で、検察や裁判所が冤罪だったとして無罪を言い渡したニュースが報じられていたことをご存知でしょうか?今、日本に起こっている様々な事件で、何かわからないうちに犯人と認定逮捕され、起訴され有罪の決定がなされて刑務所に収監されている受刑者が日本全国で200名以上います。
 では何故起訴され有罪になったかと言えば、逮捕された方が何故逮捕されたのか分からないうちに警察署に連行されたあと、警察官によって警察官の言う調書どうりの内容に署名捺印すなければ家には帰さないと朝から晩まで同じことを拘留期日まで繰り返し、また知らない、やってないと発言するなら虐待される事に対して、犯人扱いされた方は「どうでもなれ裁判で無罪を訴える」として署名捺印したことが裁判で有効(自白)として、裁判官も犯人扱いされた方の訴えに耳を貸すこともなく、また事実を調べることもなく、検察官の言うままに有罪判決を言い渡すため冤罪者が年々増加しています。
 では何故そのようなことが起こるのかと言うその背景には、警察・検察・裁判官も自分の事ではないので、犯人が誰であるにせよ、その事件には早く片を付けたいと言う思惑があるのではないかと有識者は言っています。
 このようにして犯人に仕立て挙げられたのが布川さんであれ200名を超える冤罪者です。特に見過ごしできないのが5年前に起きた西宮バイク事件と呼ばれる被害者が加害者として起訴され有罪となった事です。
 この事件は郵便配達員が交差点に差し掛かるとき、一旦停止して安全を確認しているときに、後ろから来た乗用車?に追突されその反動で前を歩いていた人にバイクともども当たり、その歩行者が死亡したが、追突した乗用車は目撃者が居ないことを幸いにひき逃げし、立ち去ったため歩行者と配達員が同場所に倒れて居たことから配達者が犯人として逮捕・起訴され有罪判決を受けた事件だが、裁判官の判決理由が「追突した車も見つかって無い、目撃した人も居ない、だからあなたが犯人になっても仕方がない」と言うもので、簡単に言えばこの件について早く片付けたいので貴方が犯人になってくれればこれで一件落着、冤罪であろうが何であろうがどうでもいいんだと言うことがあまりにも多く、そのようなことで冤罪者者が無罪を訴え収監されている方たちを救済する組織が国民救援会です。

   
     弁護士から尼崎事件の裁判状況を聞く          支部長の挨拶

  総会では昨年尼崎で起きたポスター事件について、冤罪を訴える被告者の弁護に当たっている弁護士から、今日までの裁判状況の報告と今後の戦い方について講演がなされたあと、支部長のあいさつを受けて事務局長からこの一年間の活動報告と来年度の取り組みについての提議が行われ、質疑応答のあと懇親会へと移り和やかななか閉会いたしました。


 
 参加者全員で記念撮影

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