「私鉄連帯する会」の第22回全国総会が長野県長野市で開催されるにあたって私も参加して参りました。 会場に着くと全国から半年ぶりに見る懐かしい方々も参加されていて話が弾む、総会は司会者の挨拶のあと、昨年の3・11東日本大震災で亡くなられた仲間や中小私鉄の仲間が尊い命を落とされた方々に対して黙祷を捧げたあと議長を選出して始まりました。 |
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挨拶をする阪井代表 参拝で賑わう善幸寺 |
「私鉄連帯する会」の全国代表世話人の阪井清二代表より挨拶を受け、挨拶の中で自公政権の脱却を期待して民主党政権を望んだ国民の期待を裏切って、選挙のとき国民に約束した公約はことごとく反故にしてきていることに国民は怒りの声を挙げていると今の情勢を話されました。 原発問題では脱原発を唱えていたのに財界の要求を受け、福島の原発事故の検証が済まない内に原発推進を唱え、沖縄問題では米軍普天間基地は国外・県外と訴えていたのに米国から一喝されるや沖縄の辺野古に移転すると言う、自公政権が増税を唱えていた消費税について消費税に頼らない社会保障を言ってた下の乾かない傍から年金をはじめ社会保障を充実してほしければ消費税の増税をと唱え、その中身を見ると年金の減額をはじめ社会保障の切り捨てとなっており未来が無いと、また日本航空の不当解雇問題や大阪橋下市長の思想調査による労働者攻撃に見られる独裁の押し付けが行われていると話されたなか、日本共産党はTTP・脱原発など国民にとって大きな被害を受けることに対して、国民世論や政党・団体と一点共闘を呼びかけ、国民の視点に立った行動をとっていることに深く感銘すると訴えられました。 12春闘では連合がベア要求を見送った事に対して「労使協調路線の弱点が出た」とし、賃上げや雇用の安定が求められるとするなか、私鉄総連は統一要求ベアを掲げ闘ったと評価しましたが、労働組合の特定政党の支持と言う弱点があり、特定政党支持に反対の立場を鮮明にし、非正規労働者の正社員化や私鉄総連とも率直に対話し信頼関係を作ってきたと「連帯する会」30周年の歴史を語りました。 代表の挨拶、来賓の挨拶を受けたあと、2012年度の方針案が提起され、二日間の活発な討議が行われ、2012年度の新役員の紹介があり、今回で代表を降りる阪井さんに代わって小林敏夫さんが代表を受ける挨拶を行い、二日間の全国総会を閉会いたしました。 |
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長野は今が盛りの満開の桜 残雪が残る木曽駒ヶ岳 |