8月7日、久保田鉄鋼が尼崎旧神崎工場でアスベストを飛散させて、周辺住民に中皮腫の症状を負わせ、多くの住民の命を奪った裁判の判決が神戸地裁でありました。 判決はアスベストで無くなった2遺族の訴えを一部認め、原告の一人に対して総額3195万円余りの支払いを命じましたが、もう一人の原告に対してはアスベストの粉塵が到達していた可能性を否定することは出来ないとしながらも、久保田工場からアスベストとして特定することは出来ないとして請求を退けましたが、大気汚染防止法に基づく損害賠償を命じたことは意義ある前進と報告集会で結論付けました。 この裁判ではクボタと国に対しは責任の有無を訴えていましたが、1975年の時点では医学的知見が成立していなかったとして違法とはいえないとして、原告の請求を認めなかったが、今後の控訴審で国の責任を明らかにしていくとしています。 弁護団と「尼崎の会」はクボタに対して控訴を断念するよう、また現行の救済制度を賠償制度に抜本的に改めることも求めています。 |
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判決前の集会にて |
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裁判所に向かう原告団と支援者 神戸裁判所 |
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判決結果を待つ報道陣 判決結果を報告する弁護団 |
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尼崎の会代表の船越さんの挨拶 勝訴判決を受けた山内さんの挨拶 |
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日本国民救援会兵庫県 藤木洋子会長の挨拶 |