老後のそなえ   その2
 老後わたくしが入所したい施設はどこ?
 

 別府年金者組合婦人部が年金者組合員として介護問題について別府中部地区公民館で開催したので参加してまいりました。
 年金者組合支部長の挨拶のあと婦人部代表の森アツコさんが、別府市内にある介護施設を訪問し、施設庁との懇談で得た情報を基に、要支援・要介護の在り方を各施設ごとに説明しながら、今後私たちの取り組みについて約1時間にわたって話され、そのあと質疑応答が行われました。
 訪問された施設は特別養護老人ホーム10ケ所(557床)の内3ヶ所・介護老人保健施設6ヶ所(420床)の内2ヶ所・介護療養型医療施設17ヶ所(264床)の内1ヶ所・経費老人ホーム3ヶ所(150床)の内1ヶ所・グループホームT3ヶ所(180床)の内2ヶ所・有料老人ホーム32ヶ所(1325床)の内4ヶ所で、その訪問した施設一つ一つの特徴と料金制度を話されていたが、どの施設も年金額80万円以下と以上に分け月65,000円〜140,000円と高く、安い施設は入居3ヶ月以内など、とても介護施設と言えるものではありません。
 介護保険制度は誰もが安心して入居できる施設を作り、誰もが入居できるとの趣旨から始めた介護制度が15年の月日を経るにしたがって要介護1〜2は在宅介護に回し、3〜4の人でも要支援と言うように介護制度の初心を忘れ、介護保険制度がなし崩し的に自公政権から民主党政権へ、今また自公政権へと受け継がれ、本当に介護施設が必要な人が取り残され、家庭では老々介護が余儀なくされていると、また介護療養型医療制度は政府の方針に沿って無くす方向が示されるなか、安くて誰もが安心して入居できる施設を市に求めて行く運動を展開していくのでご支援を、また一緒に取り組んで参りましょうと結びました。


     
         年金者組合長の挨拶                            黒板を使って説明する森 婦人部代表