全日本年期者組合別府支部 女性部
 歌と踊りと学習会


 
 年金者組合別府支部女性部主催で歌と踊りと学習会と題して別府中部地区公民館で行われたので参加してきました。
 第一部では最初に理学療法士の竹内よしひろさんが「第6期の介護保険はどうなる」と題して講演をおこないました。
 講演の中で今なぜ介護保険の変更が行われるのか、それは10年後の団塊世代を見越した介護の在り方、いわゆる如何に介護保険を使った治療を抑制するかと言う事を今から取り組んでいくと言う国の方針を決めるため段階的に変更を行っていくと言う。
 特に今までケアマネジャーさんが過程を訪問して、介護の要支援・要介護等を決めてきたが、これからは人件費を抑制するためにケアマネジャーの訪問から役所窓口へ自分から訪問して介護が必要かどうかを判断して貰いに行かなくてはならなくなるだろうと、支援が必要な方が役所まで行けないのを見越して(来ないあなたが悪い)少しでも人件費の節約と介護のないがしろを国は図ろうとしていると。
 別府市では要支援者の1・2の人は面倒を一年しか見ない方針を決め、大半を有料老人ホームへと考え、市として団塊世代が居なくなることを見越すと箱モノが多く残り無駄になると言う事で有料老人ホームを増やしていく方針、有料老人ホームに入居できない人のために在宅介護でヘルパーさんの訪問とリハビリに専念すると言う
 また、今までの介護保険制度が変わり、これからは医療と介護が分離されていたのを医療介護として一本化が認められるようになり、大きな病院施設は介護病棟を造れば幾らでも介護が必要な人を受け入れる事が出来る反面、福祉施設として運営を行っているケアハウスやグループホーム・有料ホームが大きな病院に患者を奪われ成り如何なる危険性が生まれている、と・・・
 別府市では介護施設である市営ホーム建設に難色を示すもう一つの理由として、おんせん県である別府市民の年収は200万円以下の人が多く、介護保険税収が少ないことにも理由としている、と聞いていると話され、今日参加されている人の顔ぶれを見ると、早急に国や県・市に私たちの要望を強く申し入れ訴えて行来ましょうと結びました。
 第二部では別府福祉課から派遣されたボランティアの「ゆうゆう体操おひろめ隊」人が「ゆうゆう体操」として別府温泉音頭の唄に合わせて入浴の振付体操を指導して頂き、全員で入浴体操をする中ひと汗かきました。
 第三部は長生きサンバとして歌やダンスが予定されていましたが、私はその時間に所用があって参加できずじまいでした。

 
    
           女性部 森さんの挨拶                       竹内よしひろさんの介護保険についての講演

 
 
    
          入浴で上着を脱ぐ所作                               足を洗う所作