第21回全日本年金者組合
別府支部総会



 毎年6月に行われる別府年金者組合の総会が、6月から始まった参議院選挙の影響で一か月先延ばしで行われたので参加してまいりました。
 年金者組合別府支部の吉永支部長の挨拶で、安倍政権が言っている社会保障の財源はまっかな嘘で、先の消費税8%に引き上げた際の消費税が社会保障に回された金額は数パーセントしか回されてなく、そのほとんどが大企業の減税や赤字国債の償還に充てられている現状から、社会保障の財源は消費税からと言うのはまっかな嘘であると。
 また、麻生副総理兼財務相は、ある会合で90歳になってもまだ生きていたいと言う心境が判らないと言ったが、これも高齢者に金をかけて行きたくないと言う本音が出たが、では自分はどうなのだろう?私たちから見ればこのように高齢者を虐待する今の安倍政権は早く引退して頂きたい。麻生副総理が90歳まで生きていたら、この言葉どう責任取るのだろう?
 支部長の挨拶のあと、来賓の挨拶として大分県年金者組合県本部の佐久間さんと日本共産党別府市議の竹内さんが挨拶され、佐久間さんは現役労働者の大半が非正規労働者となり、厚生年金には加入できず国民年金への加入で、現在でも国民年金では老後の生活が出来ない現状から将来の年金生活が脅かされている、このため最低年金保障制度が急がれていると挨拶されました。
 竹内市議は先の市議会の本会議で、熊本・大分県震災の中で、当初罹災証明の申請があるのは2000件ぐらいと見積もっていた申請が、交付の受付を始めると4000件を超え、現在6000件へと大幅に引き上げて別府市は対応している、またワンコインバスについても幅広い意見を募集しているので、参加している皆様も含めて多くの人にワンコインバスの意見を集めて、市会議員や共産党に知らせて戴ければ市へ意見を上げて行きたいと挨拶されました。
 福田書記長からこの一年間の活動報告と活動方針案が提起され、活動報告では2013年年まで金支給額が特例水準として物価が下がっても年金は下げなかったが、特例水準解消によって2.5%の削減を強行したことによって、年金受給者の支給額が大幅に減額されたことに対して、別府年金者組合員の11名が裁判に立ち上がったことが報告され、また日帰りレクレーションや戦争法反対の闘いを取り組んで来た事などが報告されました。
 活動方針案では高齢者を取り巻く状況や若い人も高齢者も安心出来る年金制度への取り組み、特に100万署名の達成に全力を挙げ、年金裁判の勝利に向けてあらゆる手立てを駆使し、生存権(25条)・幸福追求権(13条)・財産権(29条)を守るために日本の裁判史上歴史的な闘いを広げて行きたい。
 また、レクレーションを含む別府年金者組合員の要望に沿った活動を昨年以上に推し進め、健康で豊かな老後が送れるための施設などを国や県・市に働き掛けて行きたいと安が示されました。
 このあと質疑・討論に移り、多くの組合員から質問や意見・要望が出されました。
 
 年金生活者の実態は
(参考)
  
基礎年金(平均月額5万円)  800万人
  厚生年金 平均月額 男 16万6千円    女 10万2千円
  厚生年金が10万円以下の人  男 133万人   女 259万人 
  
  大分県の平均  月額厚生年金 134,821円   国民年金 53,454円 と約4割の高齢者が月額10万円以下で生活してい              る。


    
      司会者の開会挨拶                                 吉永支部長の挨拶

 総会が終わったあと皆さんで楽しく弁当を食しながら雑談をし、
 秋のレクレーションを楽しみに散会いたしました。