阿部佳世さんの社会保障と介護の講演 |
大分県全労連主催の「介護セミナー」に行ってきました。介護保険制度ができてから16年たった今、介護を取り巻く環境は保険制度の改悪から改悪と、口を開けば介護保険が利用しにくい制度へと改悪されるなか、私も介護が必要となる年齢に差し掛かってきているので、ぜひ介護専門職の話を聞きたいと参加してまいりました。 講師は「認知症の人と家族会」の理事・事務局長の阿部佳世さんで、彼女はある地域で市会議員を三期務めた後ケアマネージャーの資格を取り、「認知症の人と家族会」の代表として各地で講演活動などを行っているという。 はじめに「家族会」について語り、そして体験談と海保保険の改悪がもたらすものとして「どうなる介護保険市総合事業と生活援助外し」「さらなる給付抑制と負担増は介護保険崩壊の道」を詳しく話され、家族の会が実施したアンケートをもとに、介護保険改定がもたらした家族の声を資料を参考に話を進め、今後の介護保険制度の行方を案じ、介護保険制度の改悪は絶対に阻止していかなければならないと話されました。 休憩をはさんで私たちは認知症の方と接するときの対応として、「認知症の人と良いコミュニケーション」として次の話をされました。1、記憶になければ本人にとって事実ではないと知る。2、思い込んだことは絶対的な事実。3、プライドに寄り添う(相手の思いに寄り添う)。4、昔の世界に合わせよう。5、こだわる木本を受け入れて。6、ひどく出るは信頼の証し(怒るのではなくききとめる)。7、嘘も方便と割り切る(認知症の人に合わせていく)。8、押してもダメなら引いてみな。9、良いこと探しに徹しよう。10ほめ上手は介護上手。11、症状の変化に戸惑わない。12、サービス利用で余裕を持とう。この言葉を何度か口に出してみたが、今身近に認知症の方と接することがないので、部分的には判るが、もし私が認知症に罹ったら、このような気持ちで接してくれたらうれしいなと思いながら講演を聞きました。 あと「魅力ある職場づくり・・工藤和義」「地域包括システム・・高橋芳江」の方から報告がありましたが割愛しますが、認知症について大変良い勉強になったと感謝しています。 |