全日本年金者組合
 九州・沖縄交流集会



 開会前の会場風景

 全年金者組合九州ブロックの交流集会が2月20日〜21日にかけて長崎市で開催されたので参加してまいりました。
 今回の交流集会は憲法施行70周年を迎え「自公政権による歴史の逆行を阻み、平和・民主・立憲主義に基づく政治を実現する年に」と題して沖縄県をはじめ鹿児島・熊本・佐賀・長崎・福岡・大分・宮崎県から206名が集い、基地のない沖縄、原発の無い鹿児島、佐賀を目指して、自然豊かな住みよい社会を九州から作ろうと一堂に会し、学び合い、大いに楽しみ、頼りになる年金者組合を築く年にしようと位置付けました。
 開会に先立って中央本部執行委員の丸野さんより開催に当たっての挨拶でがあり、そのあと長崎県本部の宮地さんが歓迎の挨拶をされたが、その中で「長崎の原爆投下が風化されつつあるので風化することなく語り継がなければならない」と挨拶されたことにショックを受けたが、その後に中央本部書記長の加藤益雄さんより基調報告が行われました。
 基調報告では安倍自公政権によって強行された年金カット法をめぐる闘いで年金者組合が果たした役割は非常に大きく、特にこの6月から0.1%の年金引き下げに全国各地の組合が大衆とともに抗議活動を繰り広げたことに大いに自信を持ち、この勢いで安倍政権の暴走政治に歯止めをかけ、年金制度の不当性を暴き立て、引き続き年金引き下げ反対の署名や「年金削減訴訟」の勝利に向けた運動を強め、そして新しい年金制度を作って行くたたかいを強めるために春の「仲間づくり」の運動で12万人の会員を目指して行きましょうとよびかけられました。
 

     
       開会のあいさつをする丸野さん                        基調報告する加藤さん

 基調報告のあと各分科会に分かれ、私は「仲間づくり・組織活動」と言う分科会に参加してまいりました。
 分科会では福岡県岡垣支部と鹿児島県谷山の会からこの一年の取り組みについての報告があり、岡垣支部では「遊び7分活動3分」に徹した取り組みの中、22名から出発した支部を会員増やしの目標を4名・5名と目標を達するごとに、増えたらすぐ次の目標を決め、この一年間で会員が38名増え今では60名の会員になったと報告があり、谷山の会(谷山支部)はその月に生まれた誕生会を毎月開き、その誕生会が口コミで広がって毎月30人、40人と集い、その中で非組合員に入会を勧めることで会員が増えて行き、3年前から300人以上が入る大ホールを借り切って「谷山年金者まつり」開催し、まつりでは記念講演や脳トレをはじめ歌や踊り、組合員の作品展等の催し物を開くことによって、ここでも非組合員が参加し、加入を訴えることで組合員が増加していく活動が語られました。

 
分科会 司会者の挨拶

 夕食交流会では「長崎アニママンドリン合奏団」の歓迎演奏で幕開けし、各県から来た仲間と飲み交わしながら近況を語らい、歌に踊りと楽しいひと時を過ごしました。

 
 夕食会場

長崎アニママンドリン合奏団の演奏

    
            フラワーダンス (ハワイアン)                              音楽に合わせて踊り

     
           大分と別府の仲間                          各県の催しもの 長崎県の歌

 21日は9時から前日の分科会の報告のあと、長崎原爆被災者協議会会長の谷口稜曄(すみてる)さんの記念講演があり、講演の内容についての話は悲しいかな長崎弁のためか内容がよく聞き取れず、自分自身が原爆投下によって背中の全体が火傷を負い、一週間意識不明で気が付いたとき病院のベッドにうつ伏せに寝かされており、背中全体が火傷のため一月もすると肋骨辺りが床ずれで、背中と胸部の治療が3年も続いたと言うような話を当時自分の背中の写真を見せながら話されていたように思う。
 そして最後に「私たちが生きている間に世界から核兵器が無い世の中を見たいし、実現したい」と話され、原子爆禁止国際署名の運動が国連で採択され、「核兵器禁止条約の締結に向けて大きなうねりを作り出すことを願う」と聞き取れない言葉の中話されていたように思いました。
 
 

 谷口稜曄(すみてる)さんの記念講演

 記念講演のあと次回開催県の熊本県へバトンタッチの幟が手渡され、来年熊本で会いましょうと閉会の挨拶で解散となりました。