大分県労連第29回大会に参加して



 大分県労連の第29回定期大会が大分市東部公民館で開催されるに伴い、別府市年金者組合の代議員として参加してまいりました。
 司会者や議長の挨拶が終わったあと、来賓として日本共産党県会議員の堤栄三さんが挨拶に立たれ、その中で9月2日付の「しんぶん赤旗」の第一面に大企業の内部留保が400兆円を超えた報道が載せられていた口火を切りました。
 大企業は内部留保を貯めこむが、労働者の生活はどうでしょうか?毎年春闘が闘われますが賃金は抑えられたままで、大企業だけが懐暖かく肥え太っていくばかりと、また社会保障費は安倍自公政権になって削りに削られ、生活困窮者の生活を圧迫しているばかりか、軍事費は北朝鮮問題を引き合いに大幅に引き上げられてきた。
 安倍政権は国民の声には耳を傾けず、憲法9条の敵視論ばかりを唱え、憲法9条を無効化しようとし、日米強化のもと日本の主権を米国に委ね、米軍の我儘顔を許している結果、全世界から欠陥品と言われているオスプレイが遂にエンジンから火を噴き、大分県に何の通告もなく大分空港に着陸し、エンジンの交換作業を始めている。民間空港でこんなことは絶対に許すことはできない。県議会で追及していくと・・・
 次に自由党市議(名前がプロレス名のため覚えられなかった)が挨拶に立たれ、彼は先に行われた参議院選挙を引き合いに野党協力がなければ絶対に、今の安倍政権を倒すことはできないと、大分県で足立信也さんが当選したのも野党共闘が力を発揮したからだと、野党共闘の必要性を強調した挨拶がありました。
 来賓の挨拶が終わったあと、事務局長の児玉圭史さんより2018年度の運動方針案と2017年度の春闘についての取り組みや全労連の労働法制闘争方針が示されたあと、決算報告が行われました。
 全労連常任幹事の仲野智さんは、「仲間づくり」と題して加速する安倍政権の暴走は国民各層との矛盾や亀裂が拡大していく中で、労働者が誰を頼り、誰に相談したらよいのか迷っている。そこで私たち組合は組合が見える化に努力し、そこに労働者・国民の要求を聞き、要求実現を達成し、組織拡大に向け、地域での社会的評価を高めるために地域での組合活動が見える運動と、職場では職場の活性化と組合員の拡大をセットにして、要求実現に向けた運動を進め、それには職場内でおきているつぶやきに耳を傾け、愚痴は「要求の種」として要求が実現するまで握って離さず、要求を提出したら終わりとしないことが大切。
 そのためには学習を大切にし、運動と学習を両立し、仲間が3人増えれば「組合学校」を開き、職場の情勢や社会的情勢を学び、未来への展望を切り開いていくことが大切で、「私はいなくても」というのではなくみんなで参加して大きな力を作るためにも仲間を増やしていきましょうと結びました。
 午後は各界の報告のあと質疑応答が行われ、来年度の役員選出が行われた後、新議長の音頭で団結ガンバロウーを三唱して大会を終えました。

大会会場 県労連議長 安藤嘉洋さんの挨拶

    
           議長 安藤嘉洋の挨拶                          事務局長 児玉圭史さんの大会方針の説明

中央本部の仲野智の基調報告

 大会スローガン
 

 主 題 つかみとろう!要求と組織の新たな前進、日本社会の未来
 
 サブ題 改憲と戦争する国づくりNO!憲法が開く国へ
      格差と貧困を是正し、暮らしの底上げ、地域活性化