医療生協別府支部の新年会が新装オープンした両築別邸で行われたので参加してまいりました。 新年会は別府支部の支部長浜田さんの司会から支部長の挨拶で始まり、いま日本では安倍政権の国民無視の強権政策が行われており、このままでは医療政策に大きな災いをもたらすので、皆で政治を変えましょうと挨拶されました。 新年会は第一部として別府支部学習会にあて、最初に「消費税10%を中止させ、5%へ引き下げを}と題して植田淳子さんが講演しました。 内容は2014年4月に8%に消費税が引き上げられると84%の国民が「生活が苦しくなった」と訴えられるなか、安倍首相は「アベノミクス効果」によって国民生活が豊かになったと豪語するが、肥え太ったのは大企業と大金持ちだけで、消費税を上げるとき消費税は「社会保障に使う」と言ったことは全くの嘘で、社会保障に使われたのはほんの少し(3%増税で3兆6千億円?で社会保障にに回ったのは560億円)だけ、で消費税は何に使われたのかと問いかけ、消費税2%に相当する金額が大企業の減税に使われ、残りは国債の支払いに使われたち、また消費税が増税されて喜ぶのは大企業の輸出産業だけ、それは「輸出戻し税」として企業に還元されるからと述べられ、消費税ほど不公平な税金はない、貧困と格差に追い打ちをかけるだけで、税金の基本は「応能負担」が原則で金持ちなどから能力に応じた負担をしてもらい、憲法に照らせば生活費には税金をかけないのが鉄則であると、そして財源は消費税に頼らない「応能負担」への政策転換を行い、消費税10%への増税中止・廃止への取り組みを強めましょうと結びました。 続いて専務理事が「社会保障はどうなる」と題して講演を行い、先の衆議院選挙では自民の大勝にに終わったが、決して自民党の支持が多かったわけではなく小選挙区制の弊害によっての大勝で、このことが今後私たちの社会保障にどう影響してくるのか、レジメを使って詳しく話されました。 まず少子化と人口減少が進む中地域格差、所得格差の拡大によって、200万以下で働く貧困層や非正規雇用者、子供の貧困や高齢者の貧困が2015年以降増大してきており、生活保護者も過去最高となってきている。 また、要支援や要介護も年々増大してきており、社会保障は待ったなしの時点まで来ているのに、安倍内閣が実行したのは社会保障の負担増と給付の削減、特に医療にまつわる負担は、支払いができなければ医者にかかるなと言わんばかりに窓口負担の増加、入院患者の病院食の負担増、高額医療費の負担限度額の引き上げ、後期高齢者の保険料軽減特例の廃止と続き、介護に至っては要支援の1・2の訪問・通所介護の保険給付外し、特養入所は要介護3以上に限定、所得160万円以上の人は利用料2割化、現役並の所得者は高額介護サービス費の負担限度の引き上げ、一般所得者の高額介護サービス費の負担上限の引き上げと介護を必要とする人に金を出したくないという冷たい仕打ち。 年金生活者に対しては物価・賃金スライド、「特殊水準の解消」などマクロ経済スライドの導入によって年金削減を続け、生活保護者には生活扶助費、冬季加算、住宅扶助などの削減を行い、生活困窮者には冷たい政治を押し付けている。 冷たい政治はこれだけではなく2018年以降予定されている負担増や給付削減は国保料の値上げにつながる国保の都道府県への丸投げ、地域医療の病床削減と給付削減、現役並みの所得層は3割負担、年金の賃金マイナススライドの開始、生活扶助費の本体削減、母子加算の削減、児童療育加算の減額など、国が弱者に対して行わなければならない社会保障のカットが待っているとして、これらの悪政を断ち切るために、今の自公政権を倒し弱者が安心して暮らせる社会にするため、皆様のお力を頂きたいと話を結びました。 第二部では各班や個人による催しを楽しみながらささやかな食事会を満喫しました。 青木幹事の乾杯の音頭の後、日本舞踊の披露、そして団体でハモニカ演奏、日舞、ハワイアンダンス、ハモニカ、カラオケと多彩な演出が続き、参加された方々は惜しみない拍手の中、別府支部の新年会を終えました。 |
新春のつどいで挨拶する浜田支部長と参加者 |
消費税の話をする植田淳子さん 社会保障の話をする田辺修 専務理事 |
昼食料理 日本舞踊の披露 |
団体によるハモニカ演奏 |
ハワイアンダンス フルート演奏 |
個人のハモニカ演奏 のど自慢のカラオケ |
カラオケに聞き入る |