|
集会が始まる前に主催者からおことわりがあり、今年は宮崎県が担当だが宮崎県には200名を超える集会室を持った宿が無く、宮崎県に近い鹿児島県霧島温泉郷にて開催したことにお詫び申し上げますとの挨拶を戴き本題に入りました。 全日本年金者組合は2019年に組合を結成30周年を迎え、24回大会を迎える記念すべき大会のなか、九州沖縄ブロックは霧島温泉霧島国際ホテルで九州各県75支部213名の方が一同に集まり、中央本部の基調報告として組合が30周年を迎えるに当たって、組合はどうして結成されたのか、また組合の意義と特徴、そして年金制度をいかに発展させていくのかと話されました。 報告の中で組合結成の大きな意義は「高齢者を一人ぼっちにさせない」そして年金をはじめとする「社会保障制度の改悪や後退は許さない」と言う大義を持って12,000人が結集して結成され、組合員の要求である社会保障制度の運動を前進させるなかで組合員を増やす仲間づくりを進め、現在全国で937支部116,800人の組織となったが、要求実現には20万人を超える仲間の組織が必要と地域支部を拠点に奮闘していると。 そのような中で年金の減額問題が生まれ、各県の組合員から年金減額の反対違憲訴訟が行われ、全国44都道府県39地裁において5,279人が訴訟に立ち上がり、裁判運動の勝利へと原告を始め各県、各支部を挙げて宣伝強化や署名活動に取り組んでいるが、勝利に導くには今の情勢をしっかり見極め、政治が変われば社会も変わると位置付け、市民と共同して、国政では野党の共闘で安倍政権を倒し退陣に追い込み、消費税の増税や軍事費の増額ではなく、私たちが望む年金、医療・介護等の社会保障の改善を進めることが大事と話を進め、年金積立金の株式への運用を辞めさせ、年金保険料の負担軽減、年金支給日を隔月から毎月へと年金制度の改善を求めていくと話を結びました。 基調報告を聞いたあと分散会へと移り、私が参加した第四分散会会場では「文化、レク活動、仲間づくり」と題して各支部から2〜3人が集い、今取り組んでいる仲間作りや組織作りなどの悩みや会費の問題など多岐にわたって話し合われました。 多くの支部から出されたレクリエーションのつどいでは月一回のカラオケ、月一回のうたごえや現地集合の手持ち料理を持参しての飲み会(花見など)等、安い年金受給者が集える場を設けて組合員の拡大や仲間づくりに頑張っているとの報告を聞けたが、私が所属する別府支部では日帰りハイクは弁当、飲み物付きで1,500円まで、バスハイクは2,500円までなどの声が組合員から寄せられるなか、昨年食事は各自持参のレクハイクを行った所好評だったと報告、また年金引き下げ反対署名を毎月25の日に別府駅前で行い、今では県の目標の半分を別府が担っていると報告すると大きな拍手を得られた。 夕食交流会では宮崎県から太鼓と踊りが披露され、皆さんがそれなりにアルコールが回った所で歌声が始まり、会場が一体となって唱和し一日を終えました。 二日目は昨日の分散会報告と宮崎県の歴史を研究している人(名前を忘れた)が「八紘一宇」の生まれについて研究した結果を発表して「八紘一宇」は世界を八つに分けそれを日本が支配する、名目は「世界の平和」と言うとして皇室を讃える側近や軍部が皇室のためとして各国から石を略雑して、宮崎に「八紘一宇」の塔を建て、国民の士気をあおり戦地に向かわせた歴史があると話され、神話から「八紘一宇」の建立に至る現在の話が聞けて良い勉強になった所で二日目の日程も終わり、二日間にわたる交流集会を終えました。 |
開会前の会場 |
主催者の開会の挨拶 |
|
主催者の挨拶 |
|
夕食交流会での太鼓 |
私が参加した分散会会場 |
中央本部の挨拶 |
夕食の献立 太鼓と踊り |
|
太鼓の披露 男性一人に女性6名(一人を除き全員員が古希を迎えている) |
花笠踊りを披露 歌声 |
|
全員が故郷を合唱 分散会の報告をする大分県の書記長 |