年金者組合別府支部
年金学習会開催



 年金者組合別府支部は9月20日、県本部書記長のの佐久間研二さんを講師に招き「減らない年金・安心の年金」と題して学習会を行いました。
 当日20名ほどの参加者があり、佐久間さんのなぜ今でも低い年金を政府は減らし続けるのか、どうしたら減らない年金を維持できるのかと言う話しに真剣に耳を傾けていました。
 政府が「年金だけでは老後資金2000万円不足」と言って、金融庁は人生100年時代に備えて、各人に計画的な資産形成を促す報告書を出したが、この件について根本厚労相は「経済成長と労働参加が進めば、一定の給付水準が確保され100年安心の年金が続く」との話に皆唖然とし、その続きの話では「経済が順調に成長し、マクロ経済がうまく機能すれば100年安心」と言っていると話されたときは皆怒りに変わっていった。
 マクロ経済スライドとは年金を減らし続けることを言っている言葉で、厚生年金の報酬比例部分は2025年に終了するが、基礎年金に当たる国民年金は2047年まで減額が続くと言うことで、2004年に導入されたこのマクロ経済が始まってから私の年金がどのくらい減っているのか計算すれば約8万円ほど減っていることになる。(注、当時私はまだ現役だったが年季受給金額は計算できるので計算した時の金額からです)
 話すが進むなかで、西欧諸国との年金受給が対比されたときは、皆の口から出た言葉は「なんで日本はこんなに低いのか」の言葉、そして今後まだまだ年金改悪が想定される話になると年金保険料は掛けたくないと口々に・・・
 今後の年金問題について年金制度の改革が急務で、マクロ経済スライドを廃止し、基礎年金の大幅削減に歯止めをかけ、減らない年金にすると同時に最低補償年金制度を設け、誰もが安心して老後の生活できる年金制度をと結びました。


    
      佐久間さんの話に聞き入る参加者                            講師の佐久間さん