大分県日本共産党後援会
2023年度総会


 田村貴昭さんはまず初めに来年必ず行われるであろう衆議院選挙での再選の訴えから始まり、岸田政権のアンケート調査について報告し、その中で岸田さんは止めてほしい言う声が70%と言い、岸田さんが選んだ閣僚3人が度重なる不祥事で辞めさせられ、減税を唱えても過去最低の支持を失った岸田政権です。
 次に経済について述べ、今の日本は社会保障費の削減が続き、国民が疲弊になっているにもかかわらず、消費税が社会保障の重要な財源と言う従来の主張を繰り返し、消費税やインボイスの中止などは考えてないと述べ、代わりに大企業は内部留保を増やしている、この内部留保の2%を取り崩して最低賃金の引き上げで経済を好循環へ導いていくのではないのかと岸田政権に言うと、岸田さんは賃上げを財界にお願いしていると言い、その分法人税引き下げと社会保障費の増税をセットで考えていることが最低支持率となっている。
 暮らしの問題では国民の多くが消費税の減税を求めているにもかかわらず、岸田政権はインボイスなどの増税にこだわっているのは、経済連からの要請と大企業からの献金があるからだと、また今問題になっているマイナンバーカードについて高齢になって役所に行けない人が増えるのに対してどうするのかと聞いてみても、メリットがあると言って負の答弁はしない、それはマイナナンバーを作っている企業の利益をおもんばっているからだ・・
 岸田政権を支持しない団体の中にJA農政に携わる方が多い、それは岸田政権がこれから寒い冬に対して、農家に何の対策も考えてないからだと言う、食料自給率を考えたら輸入に頼る日本は気候変動でどうなるか分からない、今農水省は農家に芋を植えろと言っている、その中身は戦争を考えているからだと言う。食料の輸入国の一番は中国なのに中国と戦争しようとしている、もし戦争になれば穀物の輸入は即止まることを考えての芋づくりを言っている、戦後の食糧難を思い出す。
 次に大分県の軍事施設の話に入り、大分敷戸をはじめ由布・別府の自衛隊強靭化の話に移り、岸田政権は安倍政権でも憲法違反と言って出来なかった敵基地攻撃をやると言って軍事へと突き進んでいる。その突破口が大分空港の基地化への道、いま航空機の発着訓練が民間飛行場で我が物顔で行われている。戦争放棄を掲げる憲法を持つ日本の役割を強調し、米国言いなりの戦争する国づくりを厳しく批判しました。
 最後に覇権主義についての話に入り、イスラエルとパレスチナの問題で、岸田さんは米国の顔色をうかがいながら、イルらエルに対して何も言えない、ロシアがウクライナに対して侵略していることに対しては口汚く言っているが、イスラエルに対しては何も言えない、その一方国内では軍事費の増額敵基地攻撃能力保有と、岸田政権で進む戦争国家づくり、「新しい戦前」と言われる現在に対して、「しんぶん赤旗」以外のメデアは取り上げようとしないと述べ、私たち日本共産党は米国や中国の覇権主義は絶対ダメだと言っています。アセアンを見習えと言っているが岸田さんの耳・目は米国の声と米国を見るだけになっている情けない政権ですと述べ、国政報告を終わりました。


    
       後援会会長 垣迫さんの挨拶                             県委員長 林田さんの挨拶

                
       田村貴昭さんの自己紹介から                    映像と冊子を示しながら訴える田村貴昭さん

    
       怒りを込めて訴える食料自給率                             映像グラフ

    
     農水省の戦前を思わせる訴えに怒りがこもる                     訴えを終えて

田村さんと林田さん