救援会大分県本部
第41回定期大会


 救援会大分県本部の第41回大会が開催されたので、会員の一人として参加してまいりました。
 大会が開催されるまでの時間を利用して、NHKクローズアップ現在で放送された袴田事件のDVDを皆で視聴いたしました。内容は冤罪にもかかわらず死刑の判決を受け、42年間無実として再審請求を上告していたが、検察の抗告で今なを再審が開かれず、再審に値するとの最高裁の判決を受け、袴田さんは現在刑務所から仮釈放されていますが、高齢のため一日も早い無罪判決が望まれています。
 来賓で参加された県議の猿渡久子さんは、県内外に起きている平和の闘い、とりわけ基地問題について救援会の皆さまは凄いパワーを示され、今後も皆さまの力を借りながら共に闘っていきたいと挨拶されました。
 中央本部から来賓として参加された岸田事務局長は、岸田政権が進めてきた軍拡への道が裏金問題で退陣に追い込まれるなか、中央本部は各事件の支援や現在27件に及ぶ冤罪事件の支援を続けてきている。会長の話にあったように司法改革の再審法改正について現在500の地方議会が取り上げ335議会から賛同決議を得ていると述べ、皆さんと一緒に再審法改正に取り組んで行きましょうと挨拶されました。
 県本部事務局長の河野さんが、この一年取り組んできた各事件や救援会を知らない市民に対して、救援会の実態を知らせる運動を駅前などで幟を持って行動してきたことなどを報告されたあと、財政報告と次年度の活動方針案と財政案が示され、満場一致で採択されました。
 討論では副会長の秋田さんが、飯塚事件の内容である決定骨子を詳しく述べられ、民主商工会の河野さんは、民商倉敷事件は他人ごとではないと、仲間増やしに奔走した話が述べられました。
 最後に参加者全員で記念撮影を行い散会いたしました。


河野会長の挨拶を聞く参加者

    
  DVD の視聴  袴田さんの着衣に着いたとされる血痕は捏造されたものとされている  再審のむずかしさを図で解明する場面

    
 救援会会長の河野さんは、大分救援会の役員並びに会員の高齢化が進み、救援会立て直しのためにも若い世代の入会が望まれている。また先ほどのDVDにもあったように、冤罪を防ぐ一日も早い再審裁判が開かれるよう、司法の改革である再審法の法整備が必要ですと挨拶されました。

皆で記念撮影