神 楽 会 館 9 月 公 演


 第一幕 綱母(つなのは) 天照大御神が天服織女に神々の衣服を織らせ、織りあげた布をいっそう清らかにするため布をさらしていると、いたずら好きの男神が現れて天服織女を冷やかすという物語でした。



天服織女の登場
天服織女が清らかな川へ






川で布をさらす
男神のチャルが登場
チャルが布さらしを手伝うふりをする






天服織女が嫌がって布をチャルに渡す
今度は布を一緒にたたむふりをする




 第二幕 神逐(かみやらい) 須佐之男命の乱暴によって天照大御神が岩戸岩戸に隠れてしまったが、それを天の岩戸から引き出すことが出来たが、八百万の神はその原因を作った須佐之男命を許すことが出来ず、八百万の神々は須佐之男命を高天原から放逐するという物語です。
天服織女が怒って布を置いて引き上げてしまうとチャルがふてくされて寝てしまう






八百万の神が登場
須佐之男命が登場






八百万の神が須佐之男命を放逐しようとする
怒った須佐之男命が神を舞台から蹴落とす
それにも怯まない神々






怒り狂う須佐之男命
神々が須佐之男命を取り押さえる






たまらずに逃げる須佐之男命
神々に負けて放逐される須佐之男命
放逐を喜ぶ神々


 第3幕 綱武(つなたけ) 姉である天照大神と乱暴はもうしないと誓った須佐之男命がまたも乱暴を働くようになったが、その乱暴は天照大神は寛容に見守っていたが、ある日忌服屋(いみはたや)で布を織っていた服織女(はとりめ)に向けて生きた馬の皮を投げつけたため、驚いた服織女は驚き飛び上がったときに機織り機が体に刺さり死亡した。この演目の内容は忌服屋で乱暴をする須佐之男命を八百万の神が制止しようとする物語です。

喜びのなか退場する八百万の神々
八百万の神の登場






八百万の神が布をもって忌服屋をかたどる
須佐之男命が登場
乱暴を働く須佐之男命を布で阻止する






布を上下に上げ下げして乱暴を阻止する
乱暴する須佐之男命を取り押さえる
取り押さえられた怒りをあらわにする






またも八百万の神に怒られる
今度は八百万の神に怒りを向ける
乱暴の許しを請う須佐之男命






布をもって退場する須佐之男命
須佐之男命の乱暴をいさめた喜びの舞
八百万の神の退場
 第4幕 貴見城(きけんじょう) 海幸彦と山幸彦の兄弟が山具と釣り具を交換して、山幸彦が海で釣りをしたら釣り針を魚に取られてしまったので、兄に詫びを言うと、兄から釣り針を返せと責められ、困り果てていると、そこへ塩椎神(しおつちのかみ)が現れ、海の神である綿津見神に案内され、その娘の豊玉毘売(とよたまひめ)と出会ったおかげで釣り針を見つけ、兄に返すが兄の海幸彦の怒りは収まらず、なおも攻め立てるが、綿津見神から授かった二つの珠により兄に勝つという物語だが、舞と物語は一致せず、何処がどうなのかよう判らない舞である。これは何処の神楽座でも同じ。



海幸彦の登場
山幸彦の登場






八百万の神の登場
兄弟の争いを戒める八百万の神
負けた海幸彦の退場






山幸彦も退場して、争い事が無くなった祝いの舞




八百万の神の退場