第一幕 「平国」 国生みした伊邪那岐命と伊邪那美命は多くの神々を産むが、その時火の神である迦具土の命を産むとき火の神に体を焼かれて死亡したので、伊邪那岐命が我が子である加具土命を切って殺してしまうとき、多くの血が飛び散った先で多くの神々が生まれ、その平穏を祝ったシンプルな舞の物語。 |
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四人の神が登場 |
四方の神に安泰を告げる舞 |
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平凡な舞だが舞い方に激しさがあり、賞賛の拍手が大きい |
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第二幕 「心化」 天照大神を脅かすと言われた須佐之男命が天照大神に対して翻意な気持ちはないと「誓約」を交わし、須佐之男命の十拳の剣から三柱の女神が生まれ、天照大御神の御統の玉から五柱の男神生まれ、その持ち物から生まれた神々はその産んだ神であると天照大御神が宣言し、須佐之男命の疑いが晴れたとして、天照大御神の御玉から生まれた天之忍耳命が高天ヶ原の正統な後継者として受け継ぐと言う舞の物語。 |
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女神の登場 |
男神の登場 |
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男神と女神が交互に舞を舞う |
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第三幕 「天孫降臨」 天孫邇邇芸命は天照大御神の命によって葦原の中つ国に多くの神々を伴って降臨することにした。出発に当たって天照大御神は勾玉・鏡・剣を与え、鏡を天照大御神の御霊として祀るよう命じ、一行が天の八衢に差し掛かった時、待ちかまえていた猿田彦の神に出会い、この猿田彦の神の先導で筑紫の日向のくじゅうふる嶽に降臨を果たされたと言う物語の舞です |
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三人の女神と五人の男神の退場 |
天照大御神の命を受ける |
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命を受けて出発する神々 |
猿田彦の登場 | |
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先導する神々 |
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賑やかに降臨への道を行く邇邇芸命の一行 |
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第四幕 「八雲」 高天原を追放された須佐之男命が出雲の川上を訪れると、そこで八岐大蛇に呑まれる運命にある櫛名田比売とそれを嘆く親である足名椎と手名椎に出会い、そのわけを聞いた須佐之男命は酒を造らせ、酔わせた八岐大蛇を退治して櫛名田比売と結ばれると言う物語の舞。 |
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降臨を終え 邇邇芸命一行が退場 |
大蛇に見立てた俵 |
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櫛名田比売親子の登場 |
須佐之男命の登場 |
川上を訪れる |
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何を嘆いているかを問う須佐之男命 |
嘆きを伝える足名椎 |
嫁にの喜びに舞を舞う櫛名田比売 |
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同対峙するかを思案 |
邪魔になる綱を斬る |
綱を斬り落として俵の安定を図る |
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首を切り落とした瞬間 |
残った胴の間合い取る |
尻尾を斬り落とす瞬間 |
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首・尻尾を斬り落としたことを誇らしげに |
俵に剣を刺し草薙の剣を取り出す |
俵を縦に斬り裂き籾が飛ぶ |
第五幕 「納め」 神楽が無事に終わったことを告げる舞で、神が見に感謝し、天下泰平を祝う意味を込めた舞です。 |
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平凡な舞のため、客の帰り支度が始まるなかでの舞 |
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今まで同じ演目の神楽を見て来たが、神楽社によって神楽の舞方が微妙に違い、今回は同じ演目でも登場神々の数が違って新鮮さが新鮮さが味わえた舞でした。 |
一人で四隅の神々に終わりを告げる舞を舞う |