第一幕 浅草流黒松神楽の「降臨」 天照大御神が邇邇芸命に葦原の中つ国に降臨するよう命じられて、多くの神々を伴って天の八衢にさしかかると、うえは高天原を、下は中つ国を照らしている猿田毘古神に出会い、その猿田毘古神の先導によって筑紫の日向、くじふる嶽に降臨を果たしたと言う物語の舞で、舞自体は単純な舞で同じ動作を繰り返すので、見ている者にとっては長時間だと飽きるかな! |
||
猿田毘古神の登場 |
邇邇芸命の登場(女神) |
|
|
|
|
柴を持った猿田毘古神と舞をしながら道中を進んでいる仕草かな |
||
|
|
|
同じ動作が約30分以上続く |
舞が終わって引き上げて行く |
|
第二幕 御嶽流吉田俚楽座の「魔払い」 魔払いとは天照大御神が葦原の中つ国を平定するため四柱の神をはじめとする多くの神々を派遣して、怨敵を退散させると言う物語の舞で、4人の神が結界内の四方を清めながら舞を舞う動作で、これも舞自体は単純な舞のため30分以上も舞っていると飽きが来るが、最後引き上げる時の舞は激しさがあり、拍手が響き渡る。 |
||
神々の登場 |
四隅に配列するよう舞いながら調整 |
|
|
|
|
単純な舞が始まる |
激しい舞を披露しながら引き上げて行く |
|
第三幕 黒松神楽の「神逐」 神逐とは天照大御神が岩戸に隠れたのは須佐之男命の悪戯が原因として八百万の神々が須佐之男命に罰を与え、高天原から追放すると言う物語の舞で、須佐之男命が八百万の神々に悪戯をする仕草と八百万の神々が須佐之男命に罰を与える動作が見ている者に笑いを誘う。 |
|
|
八百万の神々の登場 |
||
|
|
|
須佐之男命の登場まで単純な舞が続く |
須佐之男命の登場 |
|
|
|
|
出て来る早々四隅に居る八百万の神々に悪戯を始める |
||
|
|
|
攻守交替して、今度は須佐之男命が八百万の神々に懲罰を与えられる場面が続く |
||
|
|
|
逃げ出してもなおも罰が続く |
追放した喜びの舞が始まる |
|
|
第四幕 吉田俚楽座の「地割」 地割とは第一幕の降臨と同内容で、猿田毘古神と出会ったとき、天宇受売命が猿田毘古神に中つ国を渡すようと長い問答を繰り返し、その長い問答の結果を邇邇芸命に中つ国を受け渡したことを報告して無事に降臨したと言う物語の舞で、演目の名こそ違えども内容は降臨と同じ。ただ問答の中で猿田毘古神が領地を奪われることに腹を立て怒る仕草が面白い。 |
|
激しい舞のなか引き上げて行く |
邇邇芸命の一行の神々の登場 |
|
|
||
猿田毘古神の登場 |
早速問答が始まり、神々によって結界が敷かれ猿田毘古神が通れないようにする | 天宇受売命が中つ国を渡すよう問いかける |
|
|
|
結界で天宇受売命を守る |
苛々する猿田毘古神 |
降臨が出来て喜ぶ神々 |
|
第五幕 吉田俚楽座の「大神」 大神とは神楽が無事に終わった事を告げる舞と天下泰平を祝う意味を込めて神に感謝の意を表している。この時の神とは、どの神を指すのかは判らないが、まぁ、いいか! |
|
激しい舞のなか引き上げる神々 |
神の登場 |
|
|
|
9月例会は神逐が少し見ごたえがあった舞で、他は物静かな舞で、たまにはこんな神楽も良いかなと楽しんだ神楽でした。 |
単調な舞が5分ほど続く何時もなら四方の神に終わりを告げるのだが、今回は中央だけで舞を終えた |