孫と故郷のコーナーを記述するのは2019年11月以来で、神楽会館の記述は9月以来となります。孫については19年に発生したコロナ感染症の関係で、関西との往来が制限され行き来が出来ず、2020年2月に姉の他界で娘と洸聖が葬儀に訪れたが、ゆっくりする間もなく帰阪したので、孫の写真も撮る暇もなく、故郷についてもこれと言った話題もないなか、神楽会館も感染症の関係で休演が続き、開演の連絡があっても豊後大野市で感染症が出ると休演の連絡を受けると言う次第で、2020年度は孫と故郷は発信できなかった。 今年度からは少しは発信できるかなと自分なりに期待している。 |
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第一幕 「剣」 八百万の神々の中に剣を持った神々が太刀をかざして天の岩地が開いて世の中が明るくなったことを祝って勇壮に舞う舞と同時に、太刀の威力をもって妖怪や怨敵を退けると言う舞です。 しかし舞自体が単調な舞で、見る者にとっては派手さが伝わらず、長く続けば退屈かなと思える舞です。 |
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神々の登場 |
4人の神々が揃う |
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第二幕 「降臨」 葦原の中津国(今の高千穂)を支配するために天津彦火の瓊瓊杵命は天照大神から三種の神器である八坂瓊曲玉・八咫鏡と草薙の剣を授かり、神々の一行を引き連れ、猿田彦大神の道案内で、日向の高千穂の峯に降臨したと言う神話の舞です。 この舞も激しい舞こそないが、単調な舞の中にも神話らしい仕草が見受けられる舞です。 |
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勇壮に足高く、剣を大きく振りだして舞う |
舞終えた神々が一列になって引き上げる |
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猿田彦大神の登場 |
天津彦火の瓊瓊杵命の登場 |
天津彦火の瓊瓊杵命と猿田彦大神 |
神々の登場 |
神々が舞いながら4人出てくる |
神々が八咫鏡を持った神を連れてきた いつものなら八坂瓊曲玉と草薙の剣を持った神も登場するが今回は一人だけ |
降臨を果たして祝う一行 |
神々が祝いの舞を舞う |
舞終えた神々が一列にて退場 |
第三幕 「神逐」 天照大神が天岩戸に隠れたのは須佐之男命が原因で、天照大神の岩戸か隠れは解決したものの、混乱の原因は須佐之男命だとして八百万神々は須佐之男命を許さず罰を与え、高天ヶ原から追放すると言う神話の物語で、追放の場面は激しい動きがあるのだが、今回はコロナ感染症の関係で場外までの激しい動きはセイブされたが、それでも会場から拍手が沸き起こっていた。 |
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神々の登場 |
須佐之男命の登場 |
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須佐之男命が登場するなり神々に襲い掛かる |
須佐之男命が威厳を表して座り込む |
神々が須佐之男命を取り囲んで威嚇する |
神々が須佐之男命に罰を与える |
怒った須佐之男命が扇を振りかざす |
それでも神々は須佐之男命に罰を与え続け放逐しようとする |
居直る須佐之男命に神々は結束する |
神々に反抗しに行くが、逆に捕えられて倒される |
堪えきれずに須佐之男命は放逐を余儀なくされ追放される。 |
第五幕 「八雲払」 高天原を追放された須佐之男命が出雲の国で、娘をなでながら泣いている老夫婦に「何故泣いているのか」と尋ねると、老夫婦は足名椎と手名椎で娘は櫛名田姫と言い、姫が八岐大蛇に呑まれる定めを嘆き悲しんでると言う。須佐之男命は姫を嫁に戴けるなら八岐大蛇を退治すると言って、大蛇に酒を飲ませ、酔って眠っている所を十握の剣で退治すると策を練り、無事退治したあと大蛇の腹から出てきたのが怪しき光を放つ草薙の剣で、姫と出雲の国に居を構えたと言う神話の物語です。 神話も第二幕から三幕へ、そして一幕から四幕へと続く物語として見れば面白いなと思う |
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追放を終えた神々も一列になって退場する |
御嶽流の大蛇は俵を大蛇に見立てている |
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老夫婦と姫の登場 |
翁 | |
櫛名田姫 |
媼 |
須佐之男命 |
須佐之男命の登場 |
老夫婦に嘆きを聞く須佐之男命 |
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姫が妻への喜びの舞を舞う |
須佐之男命が十握の剣を振りかざす |
大蛇をにらみつける須佐之男命 |
釣り紐を着る |
ここから焦らしながら大蛇に向かう仕草が面白い |
大蛇に一刀を入れる |
首が落ちる瞬間 |
首が落ちた |
尻尾も切って、十握の剣を腹に刺している |
神楽での神話は、時代考査から言って、その当時剣など存在しないと思っていても面白い物語に引き込まれる。 次回の公演を楽しみにしている。 |
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大蛇を退治終えたことを報告 |
無残になった俵の大蛇 |