コロナ感染症が拡大するなかで昨年から神楽会館への神楽観賞が出来ず、また開催してても都合で観賞する事が出来なかったが、今回御嶽神楽座の公演とあって、感染症の関係でどうなるかは判らないが観賞予約だけ入れていたが、当日になっても中止の知らせが無いので会場に行くことにした。 神楽会館の入場者数は280名だが、感染予防のため一席開けての入場制限をされているため、ゆったりとした神楽観賞が出来ました。 |
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第一演目 「岩戸舞」 岩戸開きによって天照大御神が天岩戸から出てこられ、高天原が元のように明るくなったことを八百万の神々が喜び、天照大御神をたたえ合う喜びの舞です。 |
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八百万の神々の登場 |
4人で舞を舞う |
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四方の神々を讃えるために東西南北へと移動しながら、一回ずつ同じ所作を繰り返しながら四方を周りきる舞 |
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第二の演目 「天孫降臨」 邇邇芸命が天照大御神の命によって、三種の器を授かり、葦原の中つ国におおくのかみがみを伴って降臨することに、降臨に当たって猿田彦の神が先導を務め無事に中つ国に降臨を果たしたと言う舞です。 |
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回り切って引き上げるために一列に |
降臨への先頭神の登場 |
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猿田彦神の登場 |
神々の登場 |
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猿田彦神の先導後に続く神々のお面 |
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邇邇芸命の登場 |
邇邇芸命のお面 |
四方を回りながら同じ所作を繰り返しながら降臨を祝う |
第三演目 「綱伐」 須佐之男命に擬した舞人が、「八雲払」の神文を語り、八岐大蛇に擬した俵を伐り鎮める呪文を唱えて、俵を伐り裂くと言う舞です。 |
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四方を舞終えて引き上げる邇邇芸命とお伴の神々 |
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八岐大蛇を擬した俵 |
伐り鎮める最初の申し立をする所作 |
伐り鎮める呪文を唱える所作 |
呪文の所作を終えて十拳の剣を見せる |
伐るために邪魔になる綱を先に切る |
いかにして伐るかを間合いを取って見る |
間合いを縮める |
一太刀を振り下ろして左尾を伐り、切り返して右尾も伐り落とす |
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両尾を伐り落とされて丸くなった俵 |
無事八岐大蛇を退治したと呪文を唱える |
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第四演目 「神逐」 天照大御神の岩戸隠れは無事解決したが、岩戸隠れの原因を作ったのは須佐之男命だとして、八百万の神々は須佐之男命を許さず高天原から追放すると言う物語の舞で、須佐之男命と八百万の神々の激しい駆け引きに交じって笑いを誘う演舞が面白い。 |
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八百万の神々の登場 |
須佐之男命の登場 |
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八百万の神々をいじめる前触れ |
八百万の神々が須佐之男命に詰め寄る |
八百万の神々にいたずらを始める |
八百万の神々の頭をたたくなどのいたずら |
須佐之男命の面立ち |
攻守変わって八百万の神々が須佐之男命の追放を始める |
八百万の神々が須佐之男命の追放へ向けて激しい攻撃を加える |
須佐之男命は八百万の神々の攻撃に耐えられず追放されていく | |
第五の演目 「八雲払」 高天原を追放された須佐之男命が出雲の川上を歩いていると、そこに八岐大蛇に呑まれる運命にある櫛名田比売とそれを嘆く足名椎と手名椎似合い、須佐之男命が櫛名田比売を嫁にくれるなら八岐大蛇を退治すると言って、櫛名田比売を櫛に変身させ、手名椎と足名椎に強い酒を造らせ、大蛇がその酒を飲んで眠っている所で十拳剣を抜いて大蛇を切り刻んで退治し、櫛名田比売と結ばれると言う物語の舞です。 |
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追放を喜び合い舞台を去る八百万の神々 |
八岐大蛇に見立てた俵の登場 |
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櫛名田比売と足名椎と手名椎の登場 |
櫛名田比売の面達 |
足名椎の面達 |
手名椎の面達 |
須佐之男命の登場 |
須佐之男命の面達 |
嘆く事情を聴く須佐之男命 |
嫁になる嬉しさを舞で表す櫛名田比売 |
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八岐大蛇を睨みつける須佐之男命 |
そろりそろりと近づいて行く須佐之男命 |
十拳剣で一撃を与える |
俵を伐るために邪魔になる張綱を斬る |
伐る作戦を練る仕草 |
十拳剣を振り下ろす |
剣が俵に食い込む |
大蛇の首が刎ねられた瞬間 |
首が落ちた俵の大蛇を見る |
大蛇の尻尾も刎ねる |
丸裸になった俵の中心部に十拳剣を刺す |
刺した剣で胴体を伐る |
伐った胴体を持ち上げ、飛び出たもみ殻 |
八岐大蛇を退治したと報告する須佐之男命 |
お礼の舞を舞う足名椎と手名椎 |
無事舞を終えたお礼の挨拶 |