朝地磨崖仏の普光寺

             普光寺の別名 紫陽花寺またはピアノ寺

 

 豊後大野市朝地町に朝地磨崖仏がある。朝地磨崖仏は不動明王を岩盤に彫り込まれた磨崖仏で日本一の大きさと言われている。
 不動明王は高さが11.3mの浮彫で、左に制多迦童子、右に矜羯羅童子と言う童子を両脇に従え、その童子も高さが5,5mと大きく鎌倉時代の作と言われている。
 不動明王の右側には高さ3m、幅8mの大きな石窟が二つ並び、一つ目の石窟二は4体の磨崖仏(阿弥陀如来、小矜羯羅童子、小不動明王、小制多迦童子)と多くの仏道が安置され、右の石窟には護摩堂が祀られ、高さ3mの多聞天が彫られているらしいが立ち入り禁止になっていて拝む事は出来なかった。
 

     
磨崖仏がある岩と岩窟の全景  寺の展望所より

 
 
             
 普光寺山門と磨崖仏(中央が不動明王で左に制多迦童子、右に矜羯羅童子)

 
 
 普光寺は朝地磨崖仏寺の他アジサイ寺とピアノ寺と3っつの異名を持つ寺としても有名で、寺の境内一杯に紫陽花が植えこまれ、左の石窟には何故かピアノの楽譜が置かれ、本堂にはピアノを参拝者が自由に奏でることが出来るように置かれている。
 

    
 
左の窟の内部と左側面の4体の磨崖仏(阿弥陀如来、小矜羯羅童子、小不動明王、小制多迦童子)

 
  磨崖仏の鑑賞を兼ねた紫陽花を見に立ち寄ったが、お寺に行く道中の車道脇の紫陽花は今が盛りと綺麗に花を咲かせていたが、境内の花は少し早すぎたのか、それとも今年は花の付き方が弱かったのか、いま一つの紫陽花園でした。
 

 あじさい園から見た不動明王