私が居住する石垣町に石垣神社があり、この石垣神社では毎年秋季大祭でお神輿の練り歩きと神楽の奉納が行われている、お神輿の練り歩きが午前中に行われたが、あいにく私は午前中他の所要がありお神輿の出発を見ることが出来なかったが、午後の神楽奉納には第二演目からに間に合い、神楽を最後まで観賞することが出来ました。 神楽の奉納は大分市片島に鎮座する片島神社の氏子の神楽愛好者が片島神楽として創立したが、一時後継者不足で途絶えたが、1992年に復活を行い、現在では各地の神社の祭りに奉納して、今では片島里神楽して親しまれている。 片島里神楽は特に小学生から中学生が舞う子供神楽が有名で、昨年に続き今年も子供神楽を見ていると、ほんまに楽しそうに舞っている姿は神楽が好きなんだな〜と思える。 |
第一の演目 「岩戸開き」 天照大御神が弟の須佐之男命の乱暴によって天の岩戸の中に隠れてしまったので、世の中は暗闇に包まれてしまい、八百万の神が天の安河原に集まり、天手力雄の神に岩戸の前に立たせ、岩戸の前で騒動しく舞を舞っていると天照大御神が何事が起きたのか岩戸の扉を少し開いて外の様子を見たときに、岩戸の前に居た天手力男神岩戸扉を力ずくで開き、天照大御神を外に連れ出すと世の中が明るくなり、世に平穏が広がったという物語です。 |
手力男神の登場 鈿女神の登場 彼女が岩戸の前で騒動しく舞を舞う |
八百万の神々が登場 八百万の神々が舞いながら策を練る |
手力男神の登場 演目の途中に餅撒きが行われた |
餅撒きで多くの収穫があった 岩戸に手をかける手力男神 |
天の岩戸に手をかけて引っ張る手力男神 扉を担いで行く手力男神 |
世の中が明るくなったことにお礼を述べる神々 天照大御神と須佐之男命が引き上げる |
第二幕 柴引 天の岩戸に引きこもった天照大御神を岩戸から引き出すために、天の児屋命と太玉命に天の香久山にある真榊を根こそぎとってくるよう命を受け、観客を大地に見立て、柴を持たせ、それを引っ張り合う観客も参加する舞の物語。 |
天の児屋命の登場 真榊がないかと観客席を見渡す天の児屋命 |
ご婦人と柴を引き合う天の児屋命 子供と引き合う天の児屋命 |
子供を含む3人で柴を引っ張り合う 客席に飛び込んでくる太玉命 |
第三幕 剣舞(子供神楽) 天の岩戸から天照大御神を連れ出して、世の中が再び明るくなった喜びを剣をもってお祝いする実の物語です。 |
八百万の神々の登場 祝いの舞が始まる |
剣を抜いて喜びを現す |
第四幕 大蛇退治 須佐之男命が高天原で乱暴を働くので、八百万の神々が須佐之男命を高天原から放逐し、放逐された須佐之男命が出雲の簸川で悲しみにうちひがれた手名椎と足名椎と櫛名田姫に出会い、理由を聞くと八人いた姫の七人が毎年一人ずつ大蛇に飲み込まれ、今年はここにいる櫛名田姫が飲み込まれると言うので、どうしたものかと嘆いていると話すと、須佐之男命が、それではそこいに居る櫛名田姫を大蛇を退治したあと嫁にくれるならと、二人の老夫婦に策を命じ、酒に酔った大蛇を十拳剣で斬りたおすと、大蛇のお腹から怪しき光を放つ剣が出てきたのが草薙の剣と言われるもので、今の皇室にある三神の器の一つになっている。 大蛇を退治した須佐之男命は約束通り櫛名田姫と一生幸せに暮らしたという物語です。 |
手名椎と足名椎と櫛名田姫の登場 須佐之男命が登場 |
嫁にと言われて喜びの舞を見せる櫛名田姫 櫛名田姫を抱きしめる須佐之男命 |
須佐之男命に命じられた酒樽を持ってくる 眠り薬を入れて混ぜる |
再度酒樽を確認する須佐之男命 火を噴きながら大蛇の登場 |
大蛇のとぐろ 眠り薬の入った酒を飲む |
舞台の関係で三頭の大蛇が出てきた |
大蛇の靴に散りつけた花火で軒先にセットしてある花火に火をつけようとする 軒先の花火に火が付いた |
大蛇に締め付けられるとも闘う須佐之男命 全ての大蛇を退治する |
一連の神楽が終わりご挨拶をする片島里神楽の代表 |