9月23日、秋分の日清川の畑で秋野菜の畝作りを行っていると花火が上がった、何だと思っていると昨年の能場神楽を思い出した。この日は旧清川村4集落合同の秋祭りの日で、私の集落とは奥岳川を挟んだ対面の集落が御嶽入口にある能場神楽会館の敷地を借りて野天神楽を行っている。 神楽太鼓の音を聞きながら秋野菜の畝作りを早々に引き揚げ、早めの昼食を済ませての能場会館に着くと、御嶽神楽が得意とする「綱切り」が始まっていた。綱切りは舞い始めたばかりだったので御嶽神社の前宮に、まずはお参りにと行くと神社には今は舞てのいない獅子、羽熊、などの道具がかざれていた。 神楽は17時半まで続くと言うことだが、何せ別府まで帰らなければならないので「綱切り」を含む3幕を見て16時に帰路についた。 |
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「綱切り」 綱切りとは八岐大蛇に見立てた俵に頭と尻尾のしめ縄を斬り落とすと言う舞で、御嶽神楽が得意とする演目です。 舞の途中に口上を述べる箇所があるが、口上の内容は八岐大蛇に飲まれる老夫婦の娘稲田姫を須佐之男命が大蛇を退治して助けると言う物語を述べている。 |
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大蛇に見立てた俵の前で口上を述べている |
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まずは頭を斬り落とす |
次に尻尾を斬り落とす |
頭と尻尾を斬り落とされた俵 |
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「五穀舞」 五穀舞とは高天原を追われた須佐之男命が出雲で見たものは八百万の神々に食物を差し出している大気都比売神に出会い、よく見ると鼻・口・尻から食べ物を取り出し、与えていたので汚いと思い大気都比売神を殺してしまうと、大気都比売神の頭から蚕が、目から稲が、目から粟が、鼻から小豆が、陰部から麦が、尻から大豆が生じたので、神産巣日神はこれを取らせて農産物の種子にしたという物語の舞で、舞の終わりごろ観客に餅をふるまい豊作を祝う舞です。 |
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八岐大蛇を退治したことを神に伝える |
須佐之男命の登場に見入る観客 |
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須佐之男命に続いて大気都比売神の登場 |
食物を出しているのを咎める |
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咎めたあと大気都比売神に切りかかる須佐之男命 |
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斬られた大気都比売神が去る仕草 |
八百万の神々が現れ餅まきが始まる |
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餅まきが終わり、観客の礼を述べて舞台から去る |
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「天孫降臨」 天孫降臨とは天照大御神が葦原の中つ国に三人の命を使わし、中つ国の大国主命に国をを譲るよう迫った物語で、三人の使者を中つ国へ導いたのが猿田彦命で、国譲りが終わり無事降臨を果たしたと言う物語だが、収まらないのが大国主命でチャロに化けて中つ国を去ると言う物語 |
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神々の登場 |
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猿田彦命の登場 |
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三人の使者の登場 |
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国譲りが終わり使者の退場となるが怒りに燃える猿田彦命 |