湖南アルプス

「おこじょ山の会」が数十年ぶりの太神山を例会として取り組み、登山口を忘れていたため例会に参加できない会員と下見に行って来ました。
 登山口に当る枝バス停から車道を40分余り歩き飽きたと思ったときに登山道の標識が現れる、急ぐ下見ではないのでゆっくりと柴栗を拾いながら歩を進めて行くとなんとも言えない泣不動の石仏が迎えてくれる。


矢筈ヶ岳


車道から見た大岩


太神山登山口


二尊門の鳥居と杉の大木に抱かれるように苔むした2対の石仏が優しい愛だしと微笑で立っているが、なぜか日本独特の石仏とは何所か違うように思える、インドまたはチベットの石仏に似ている。
 鳥居を潜り境内を登って行くと不動寺の庫裏に出たが山頂とは違うので更に進むと階段の上にお堂が見える、階段を登るがこれがきつい、階段を数えてみたら180を超えた所までは覚えているが?お堂は大きな岩盤の上に建てられ、昔の建築技術の偉大さを窺がわせさせられる。
 山頂は何処だと更に進むと小さな祠の横に二等三角点を見つけ山頂の三角点にタッチ、庫裏まで戻り昼食を終えて次の目的地である矢筈ヶ岳へ、矢筈ヶ岳の取り付き点は登ってくる途中確認していたのでそこまで戻り、マツタケ採集期間中は入山禁止のロープが張られているロープを潜り、登山道としては必ずしも整備されているとは言えない道のアップダウンを繰り返して矢筈ヶ岳の山頂に立つが展望は悪く早々に出発する。


泣き不動


不動寺山門
出発後すぐに下山道を間違えたことに気が付いたが、それなりに道があるので更に下って行くと道は完全に無くなり獣道があるだけ、間違いに気が付いた時に引き返せばよかったのだが、引き返すには遅すぎた辺りまで下っていたので尾根から外れないよう急斜面の立ち木に掴まりながら廃畑と思われる所まで降りると、秋の味覚アケビが弾けていたので食し車道に出たものの、周りの地形を見ても見覚えの無い山ばかりで、車道を川の流れに沿って下って行くと民家に出たので訪ねると、今いる車道は信楽に通じる車道と聞いて一山尾根越えた所に居ることにびっくり、お礼を述べ道草しながら20分も歩くと国道に出たがどちらへ行ったらよいのやら?、車に乗って来て農家の人と話をしていた人に方向を尋ねると、石山まではとても歩ける距離では無い、バスの始発点で良ければそちらの方に行くので乗せてあげると言われ、好意に甘えて載せてもらうことに、車中での会話では彼も山は好きで良く登るとのことだが、春から秋口にかけてはこの近辺の山には登らないとのこと、理由を聞くと山蛭が居るとのこと、お礼を述べバスに乗り換え石山駅へ、15:59分の電車で帰路に着く。



不動寺の大岩


太神山二等三角点


アケビの群生


棚田の彼岸花
車に乗せてもらっていた時間を歩行に置き換えると、多分石山駅には18時頃になっていたかも?車に載せて頂いた優しいお兄さん、ありがとうございました。
 あとがき、持って行った太神山案内書を間違っていた為、矢筈ヶ岳への案内が載っておらず、帰って地図を開き間違った箇所を確かめると、河原出合いへは矢筈ヶ岳直下を右にルート採るとなっており、案内標識を見落としたのが最大の原因かも?
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