豊後大野市の小富士山  457m



 関西に居るとき一緒によく山に行ってた彼が大分県に9ヶ所の「ふるさとの富士」と呼ばれる山があるので尋ねてみたらとメールを頂いたが、その内4ヶ所はすでに登っている。
 小富士山は清川村(現清川町)から国道502号線を豊後竹田へ行く途中にあるが私はまだ尋ねたことがない、今回清川村(私はどうも清川町と言いう地名に馴染まないのでこれからも愛着のある清川村で行く)の神楽会館で「すずかけ神楽祭り」の神楽を観賞する時間前を利用して尋ねてみようと別府の自宅を9時前に出かけた。
 小富士山は地図で確認すると林道終点から等高線で30m登ったところが山頂で、5分もあれば登れると見当つけて、まずは走りなれた清川へと車を走らせ、国道502号線に交わったところから竹田へと向かうと、小富士小学校・保育園と記された標識のところを左に入ればほぼ一本道で行けるが、途中枝分かれのある道を右へ取れば小富士山まで1km、0.5kmと記された指標が現れるが、今回原尻の滝を見学して山道に入ったため少し遠回りになったのと、途中で小富士山の位置感覚を見失ったので農作業をしている人に尋ね、林道小富士山線終点に。
 小富士山線終点で車を降りると、檜に「小富士山登山口」と記した標識が付けられていた、標識越しに山を覗くと登山道らしきものはなく、背丈の低い笹竹が山の斜面を覆いつくしている、でも予想したように山頂は見えている(実際はちょっと違ったけど)、
 とりあえずリュックにお茶のみ入れて、登山用の杖(棒)をマムシ除けにと持って道無き?笹竹の中を登り始める、展望は植栽林のため何も見えないが、登りやすい斜面である、斜面から尾根(下から覗いた時ここが山頂に見えた)に出ると右50mのところに山頂を示すような大岩が見える。
 山頂の大岩の横に山頂を示す石の祠が祭られているが祠は少し傾き、いま熊本・大分を襲っている強い地震が再度来れば倒れるのではないかと思える、私のもう一つの目的は「ふるさとの富士」を尋ねるのと同時に三角点をも探し尋ねることで、祠から5mほど離れたところに二等三角点の石柱が埋め込まれていた。
 小富士山は訪れる人も少ないのか三角点の石柱は苔むしており文字が見えないほどだ、神楽の時間もあるので長居はできないので早々に引き上げ、清川村へと車を走らせていると、道案内を乞うた人にあったので礼を述べると、小富士山登山の例会を毎年2月11日の祭日の日に行っているので是非今度来てほしいと誘われ、また夏場はこの近辺の山はマムシが多いので気を付けてと言われ、昨年小富士山の登山道の下刈りをしているとき今まで見たこともない大きなマムシを草刈り機で斬ってしまったと言っていた。
 礼を述べ神楽会館へ行く前に小富士山の全景を見るにはどこから見るのが良いですかと尋ねると、この近辺からは見ることができないが、竹田の岡城址から見ると綺麗に見えるので暇があったら行って見たらと言われたが、神楽の時間を考えると岡城址まで行く時間がないので、再度礼を述べて、宇田姫神社で湧水を汲み、神楽観賞を楽しんだあと帰路につきました。


502号線の右が緒方町から清川町へ、 左へ行くと竹田城址へ行く 小富士小学校・保育園と記された標識がある

    
            林道終点から山頂まで                         小富士山への道は左上の標識が目印

    
集落へ入ってからの小富士山線の起点と終点 約6km

    
      狭い三叉路 檜に赤枠で登山口の標識                  登り口は左の車の後ろから 赤いテープが目印

    
     登り口を入ると笹竹の林、登山道は見えない                   これが道かなと笹竹の中を急登する

    
      尾根に立たところで右への登山度yが見える        山頂には石の祠が、祠の後ろに大きな岩が2岩重なり合っている

           
        山頂の二等三角点、笹竹に覆われてた               慎重に登った道を下る