ミヤマキリシマツツジが低山を真紅に染める
経塚山



 日出町に経塚山と言う低山ながら山の山頂にミヤマキリシマの原生林があると知人に聞いた。大分県かではミヤマキリシマは久住山や由布岳・鶴見岳が有名だが、経塚山の山頂もミヤマキリシマが咲きほこるとは知らなかった。知人によると経塚山のミヤマキリシマは低山の関係か5月上旬から咲き始めると言う、知人が5月10日に行って見ると山頂は満開のミヤマキリシマで山が燃えるようだったと教えてくれたが、私は直ぐにでも行きたかったが色々用があって行けなかったので、行く前に経塚山には三角点のある山か国土地理院で調べてみると隣の山(地図には山の名が無い)が三角点の山で、経塚山に行ったら、その三角点の山にも登って見ようとルートを地図で探したが判らなかったので行けば今までの経験から何とかなると思っていた。
 14日の午後時間が取れたので昼食もそこそこに経塚山へ、経塚山は宇佐の畑に行くとき地域案内・観光地案内標識が出ているのを見ているから、その標識を頼りに行けば行けるだろうと車を走らせる。
 標識を頼りに車で登れるところまで行くと2つの電波塔に2〜3台駐車出来るスペースがあったので駐車し、周りを見ると経塚山入口と記した小さな案内板を見つけた。同じようにミヤマキリシマを見に来たと思われる登山者?らしき数人が柵の横から山へと登っている。
 策の前から経塚山の山頂と思える所を眺め高低差を図る、目測で高低差100m以内と見て山頂まで10分程だなと登り始める、登山道は整備されていて簡単な靴でも登れるほどだ、登山道は途中二股に分かれていたが案内指標も整備されており迷うことは無い、二股を右に取り少し登ると木々の合間から赤い花が見えている。
 経塚山の山頂は広く、その広い山頂一面にミヤマキリシマで覆いつくされていたが天気が良かったせいか半分近くが散り花で変色していたが、それでも蕾を残した今が盛りの木々があちらこちらで見受けられる。真紅に染められた木々の花の写真を撮っていると首から案内人と記された札を下げた人が登って来た。
 彼は山頂で思い思いに花を眺め、写真に収めている人たちに向かって「ここにある岩は磁場を浴びている不思議な岩です」と持参した磁石で実験をして見せてくれた。そこで私があのやまと指さして「あの三角点のある山に登る登山口が判れば教えてください」と尋ねると「この辺の山の事なら何でも聞いて、あの山は七ツ石山」という山だよ」と「登山口は農道まで戻ったら右へ200m位の所にザビエル云々と記された所から入ると登山口に着く」と親切に教え戴き、礼を述べて経塚山を後にする
 
 
 
 少し茶色がかった最盛期を終えた花が目立つが・・・
 
今が盛りの花も数多く見られる
 

     
       車進入禁止の柵                            後で気付いたが左はザビエルの道らしい
 

     
     切り開かれた笹林の中を行く                         木々のトンネルの向こうに赤い花が見える
 

     
咲きほこるキリシマツツジ
 
 
今が最盛期化蕾もある