おこじょ山の会
奇岩に宿る神々 伊勢山上山 飯福田寺9:15−小天上10:00−大天井10:17−亀岩10:30−蟻の戸渡10:35−お尻返し10:50−飛石10:55−元居ヶ原11:05−飯福田寺11:20(写真休憩を大幅に含む) インターネットで面白い岩山が無いかと調べて見ると兵庫県三徳山三仏寺と同じような岩山が伊勢松阪に伊勢山上と云う山が有ると云うので出かけて見た。 行者巡り山の伊勢山上山登山口に当たる飯福田寺(いぶたじ)に着いて見ると立派な山門があり、こんな山門が有るなら行者巡りは期待できると飯福田寺に向かう。 飯福田寺に着いて見ると「行者巡りをされる登山者は入山料200円をお支払い下さい」と記されていたので、入山料を支払って行者巡りの案内表示に従って山に取り付くと、いきなり急坂とこれが登山道かと思われる山道が待ち受けてた。
飯福田寺の山門と本堂 5分も登ると高さ10mもあるかと思える大きな一枚岩に鎖が掛けられ、その横にう回路と書かれた標識が有ったがどちらも鎖を頼りに登らなければ一枚岩の上には出れない、それならと10mの一枚岩を鎖を頼りに一気に登る。
行場めぐり入り口 垂直に架かる鎖を登る 岩の上に出てからも急傾斜の岩稜をトラバース的に尾根に出ると、まさに三徳山三仏寺の投げ入り堂に似た大岩が抉られた、そのひさしにお堂が祀られてる岩が見える、安全策が設けられてる岩の斜面を慎重に下り、お堂の前に出て見ると別世界に来たような雰囲気にとらわれる。
左岩屋本堂 と 右岩下のお堂 お堂の前は絶壁になっており足を踏み外せば何処まで落ちるのか?ひさしになってる天井は虫食いの様な岩模様が有り、和歌山県古座の虫食い岩を想像させられる、山岳信教の真髄を思いながらゆっくり見学したのち小天上へと向かう。
赤線が登山道?岩に掴まり慎重に 急斜面を木々や木の根を掴んで・・・ 小天上は大日如来を祀っているが展望も無いので整備された尾根道を大天井へ、大天井も同じく大日如来が祀られているがやはり展望は無い、尚も尾根道を進み対面の尾根に出ると雑木林の中に突然大きな岩尾根が現れる。
伊勢山上の左尾根山頂(320m) 伊勢山上の右尾根山頂(384m) 岩尾根は亀岩と名付けられ、亀岩に登って見るのは良いが降りるのに一苦労、ここから岩尾根が次々と現れ、蟻の戸渡は岩幅こそ狭いが優しく、次に現れた小尻返岩は登りは良いが岩の最上部から先はどうなってるのか覗き見ると切り立ってるので、私はう回路を降りて下から上を覗き見ると長い鎖が複雑に設置されてる。
小尻返岩 平行感覚失えば落下を免れない 飛石から見る地蔵岩 地蔵さんにみえませんか? 次に現れた飛石は今までの大岩より一際大きく、ウエーブした岩上にはとても立てない、この岩も正規の降りには鎖が設置されており、またも私はう回路を降りることに、(いつもの私ならここまで慎重を期すことは無いが、今朝の夢でロープが切れて顔面に大怪我をした夢を見たから正夢にならないようにと出来るだけ危険を避けた)
飛石の急斜面を登る 対面尾根から見た岩屋本堂のお堂 元居ヶ原まで下ると岩尾根は無くなり、樹木の合間から登りで訪れたひさしのある大岩と祠が垣間見える、長い階段を下ると飯福田寺の行者巡り登山口に出た、久しぶりの岩稜に堪能した行者巡りでした。
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