恭哉の春休み

豊後大野市の御嶽山

 2012年4月3日、私の生まれ故郷で田畑の世話をお願いしていた友人が亡くなったので、家族へのお悔やみと孫の春休みを利用して孫と一緒に帰省してきました。

 友人宅のお悔やみが終わったあと、私が小学生の頃遠足といえば村内にある御嶽山が定例で、その御嶽山山頂まで車道が開通し、そのとき車道の両脇に一万本以上の桜が植えられ、今が見頃と伝えられたので友人宅を辞したあと行ってきました。

 一昨年までは御嶽山の肩に一村一品として「まむし」の養殖兼販売所があったが、昨年販売所を閉めて今では建物が残っているだけ、御嶽山の登山口に車を駐車して登りはじめるが、石階段は滑り易く手すりを持って登る。

 御嶽山の山頂には御嶽神社が祭られ、その御嶽神社は高千穂神楽の血を引く御嶽神楽発祥の地として全国に知られるほどで、山の山頂は神社の裏手から登るが、裏手は大岩が千の岳・万の岳と立ちはだかり、その大岩を攀じ登るが、今では以前無かった鎖が残置され誰でも登れるようになっている。

  

      御嶽神社への階段                           御嶽神社

 孫には鎖を持たず岩をしっかり掴んで登るよう指示を与え大岩の上に立つと、当日は日本各地に吹き荒れ大きな被害を出した日で、大岩の上は立っていられないほどの強風で、孫は岩にしがみついたまま360度の展望を楽しんでいたが、次の万の岳へは何も遮る物の無い蟻の背を行くため、山になれた私でも危険を感じ早々に下山に移る。

  

   大岩を登り終え、寒さで私の上着を着た孫       大岩から御嶽神社を見る

 下山後桜並木で花見としゃれこんで昼食を摂っていると、マイクロバスが4台ほど登って来たので「どこから?」と聞くと「福岡市内」からと言う、強い風のなか素晴らしいと言いながら桜並木に見とれていました。

  

御嶽へ通ずる車道の桜並木の一部分、車の後からマイクロバス4台が来る

  

  大蛇と宇田姫が婚姻して村人を助けたと伝えられる宇田姫神社と能書き

 帰りの車中で孫に印象を聞くと「風がなかったら山のテッペンまでいけたが桜は凄かったね」と言っていた。