おそすぎた久住山の紅葉 


 

 久住分かれから北千里が浜方面を見る


 牧ノ戸茶屋10:10−東屋10:25−沓掛山10:40−扇ヶ鼻分岐11:35−星生山分岐11:45−久住分かれ12:07−中岳分岐12:20−久住山頂12:37・13:05−牧ノ戸茶屋14:50

 10日ほど前の新聞に久住山の紅葉が見頃と出ていたので、宇佐にいる姉さんに久住山登山を兼ねた紅葉鑑賞に行くかいと声かけると行くと言うので出かけてきました。
 今日は3連休のはたして最終日だが時期が紅葉の最盛期とあって、牧ノ戸駐車場は空きがないだろうと思いながら別府の家を8時半に出発、牧ノ戸駐車場から山並みハイウェイの片側は数百メートルも車の駐車行列が続いている。
 観光に訪れた方が出発して空きがあることを一抹の期待をもって駐車場に車を乗り入れたが空き一つなく、私たちも路上駐車できる場所を求めて熊本方面へと数百メートル移動、やっと駐車スペースを見つけ駐車を始めると次から次えと車が駐車しにくる。
 

    
         駐車場は満車で路肩へと出ていく車              きれいに葉が落ちた牧ノ戸登山口からの登山道


 牧ノ戸茶屋に行くと多くの登山者が登山支度を始めている、私たちも登山支度を終え登山開始、と言うのは姉さんは前回万年山に登ったとはいえ歩く距離から高低差、大岩のある個所を登るのは初めてなのでそれなりの時間が、と思い他の登山者の後からついていく。
 姉さんが山頂に着くのは何時ごろになるかと聞くので、多分13時ごろになるかな?と答えゆっくり疲れたら休憩しもって登ればよいと、一番きつい登りは今登っている登りで(指を指し)あの岩のある沓掛山のところまで登れば後は緩やかな登りかどうか判らない登りが久住分かれまで続き、最後のやや急な登りを終えると久住山頂だよと教えながら最初のアスファルト道を登る。


    
 
      沓掛山までの 中間点にある東屋で小休憩                東屋から見るハイウェイへ並ぶ路肩駐車


 最初のアプローチに疲れたのか東屋で取り敢えず小休憩、ここから沓掛山まで少しきつくなるがあとは楽になると言って、他の登山者と前後を繰り返しながら沓掛山に立つ。
 久住山はあの山と指をさしながら右前方に見える山を指さすので、あれは扇ヶ鼻、左手に見えるのが星生山、久住山はここから見えないと言って、沓掛山の大岩を潜り抜けるのに順番待ちをしながら答える。

    

    
 
 

 沓掛山の大岩を過ぎ平坦に近い登りになると気分が楽になったと、他の登山者に抜かれることなく前の登山者について行けるようになって来たのには驚きだが、牧ノ戸茶屋から上は冬の季節みたいに紅葉どころか葉っぱ一つ無い登山道が続く。
 登山道は昨日の雨で泥濘が至る所にあり、早く登って下って来る人のズボン裾と靴を見れば泥だらけ、過去何度も登っているこの登山道の泥濘箇所は知っているが、その個所には板が敷かれているのでなんでだろうと思いながらその個所に着くと板が跳ねて泥を付けているのが判った。
 
 
    
           谷筋に紅葉を見つける                           一つの展望休憩所

 
    
               谷筋の紅葉                               登山道脇にある紅葉


 姉さんの体が登山に慣れてきたのかゆっくりではあるが避難小屋まで休憩することなく着き、トイレ休憩はと聞くと、無いと言うので休むことなく山頂を目指し、久住分かれに出ると今までなかった風が急に吹き付けるようになり、帽子が飛ばされそうになったので帽子をリュックの中へ。
 
   
 

 西千里が浜から三俣山・硫黄山を望む 右端で写真撮っているのが姉さん


    
 
           西千里が浜から久住山を望む                        山頂間近の岩場


 中岳分岐まで登ると風の強さによろけ、おまけに当たる風の冷たさに手袋している指先が凍え感覚がなくなるが、体はやや急な登りでうっすらと汗をかくほどに暖かい、山頂はまだ?と聞く前が山頂だよと指さし、山頂を示す標柱と一等三角点に触れながら感慨深そうに写真を撮っている姉さんの姿を見て連れて来て良かったと思うほどに・・・
 山頂は立ってはおれないほどに風が強く、登山者も入れ替わり立ち代わりに登って来ているなか、多くの登山者が東寄りの比較的風の当たらない箇所で昼食休憩を摂っている。
 

    
 
 久住山頂の一等三角点


    
 
         姉さん初めての登頂記念撮影                         強風を避けて登山者の昼食風景


 私たちも彼らと同様に風の当たらない箇所を選び昼食休憩とする、昼食を摂りながら、姉さんが歩くスペースどなん?登るとき聞いた時間に着いたからまーまーやろ言うので、思った時間に着いたからほんまやねと答える。
 昼食休憩を終えると冷たい山頂を早々に引き揚げ、避難小屋でトイレ休憩をしたあと、登りでは曇り空ではっきりしなかった谷筋の斜面に広がる紅葉をカメラに収めながら牧ノ戸茶屋まで休憩なしで下る。紅葉の写真はそのほとんどが下りで写した紅葉です。
 
  

    
 
           避難小屋の峠から眺める                          帰りに見る登山道脇の紅葉

 

    
 
 谷筋の紅葉(帰路)

 
    
 谷筋の紅葉(帰路)

 
    
      扇ヶ鼻分岐を過ぎた辺りの谷筋の紅葉(帰路)                    帰りの沓掛山の混雑

 
    
        沓掛山から見た谷筋の紅葉                                 沓掛山

 

 車窓から写した紅葉


 私が思っていた以上に早く牧ノ戸茶屋に着いたので、このまま帰るには早いかなと思っていると姉さんが一尺八寸山(みおうやま)の登山口を確認しに行かへんと言うので玖珠町へと下る。
 玖珠町に着いてナビに一尺八寸山を打ち込むと一時間以上かかると出た、時間を見ると5時前、確認はあきらめ高速を使って自宅に6時前に帰り着く。姉さんお疲れさんでした。
 それにしても登山者の多いのには驚いた、他人のことは言えないが久住山は牧ノ戸からなら気軽に登れるとあって水も持たない軽装者?に多く出会った。 



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