思い付きのまま訪れた平尾台



 
山頂付近の石灰岩は何故か長い石灰岩が多い

 

 朝目覚めると雨、何もする事が無いので宇佐の姉さんところへ遊びにでもと思い、土砂降りのなか宇佐へと車を走らせると、山香辺りまで行くと雨ではなく陽が射している。
 宇佐地方で陽が射しているなら山登りの用意でもして来るのだったがと思いながら姉さんの家に着いて、姉さんに行橋と北九州市の市境に平尾台があるので行かないかと誘うと「行く」と言う。
 平尾台と言う地形は、私の知識では山口県の秋吉台と同様に山の上まで車で登れるとの思い込みで姉さんを誘ったのだが、現地に着くと大いに違っていた、車は400m程山の上まで登るのだが、石灰岩が剥き出しになっている山上までは登ってなく吹上峠の駐車場まで・・・
 駐車場から平尾台の尾根筋を見ると白く輝く石灰岩が幾重にもガスの中に浮かび上がって見える、平尾台自然の家の人に聞くと車では山上へは行けない、駐車場から歩いて登るしかないと言う、私はどんな格好でも山に登れる自信はあるが、二人の姉さんを連れて平装(普段着)では無理かなと思い、次回登山装備をして出直そうと話しかけると「ここまで来たのだから行けるところまで登って見よう」と姉さんが言う。
 で、登山口はと探すと目の前に地蔵尊を祀っている祠が見えたので行って見ると登山口は無く、平尾台尾根を見ると二人の男女らしきの人が下ってきている、その下ってきている斜面に登山道らしきものが見えるので辿って行くと、この場所より少し車道を下った所に登山入口がありそうなので、そちらへ移動すると登山口があった。
 滑り易い登山道を少し上ると先ほどの男女が下って来たので様子を伺うと「一時間もあれば登れる」と言う、服装を見ると私たちと同じように平装の普段着で靴もスニーカー、靴には少し泥が着いていたが「山頂までは見た目より簡単に登れるよ」と言うので、姉さん二人はその気になって、傘を杖代わりに登り始める。
 時計を見ると12:35分になっている、弁当も持たず口に入れるものと言えばペットボトルのお茶二本と飴菓子少々のみ、登山口の標識には大平山山頂まで1300mと記されていたので、ま、大丈夫だろうと思い登り始める。
 九十九折れの登山道は緩やかだが、無風状態の登りは気温が低いとはいえ汗が噴き出してくる、尾根に出ると緑の草原の中に白い大小の石灰岩が幾重にも現れ素晴らしい様相を見せてくれる、その様相に見とれていると雨粒が落ちて来たので山頂はあきらめてと思っていると雨粒も止み陽が射してきた。
 山頂に13:25分に着き、山頂からの眺めは素晴らしいが、かすかにガスがかかり遠くまで望めないのが残念、山頂で少し休憩して下りにかかり、粘土土で滑り易い所を傘の杖を利用して下るよう注意して14時過ぎに無事駐車場に着いたが、三人の靴は泥だらけで、泥落としに専念する。
 

     
        駐車場前に設置されている石柱                         地蔵尊の祠

 
    
       八十八ヶ所の霊場地蔵尊                            「けっこう登ったね」 と・・・

 
 
    
         斜面に石灰岩が現れる                           尾根に出た所の石灰岩

 
 
    
一列に並ぶ不思議な石灰岩に見入る姉さんと、やっと通れる石灰岩の亀裂の中に登山道を

 
    
         山頂を目の前に小休憩                            大平山山頂標識

 
 
    
 山頂で小休憩と目の前に広がる石灰岩

 

 姉さんからおくられて来た画像を追加

 

 駐車場から見た大平山