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天生峠駐車場9:00−籾糠分岐10:55−籾糠山山頂11:40・11:50−籾糠分岐(途中昼食休憩含む)12:50−天生峠駐車場14:25 「おこじょ山の会」が初秋の企画として岐阜県の位山と籾糠山を企画したので参加してまいりました。(位山は台風18号の影響で乗鞍岳に変更) 籾糠山と言う名は聞いたような気がするが訪れた事が無いので判らないが、「おこじょ山の会」の会報に記されている案内では天生(あもう)県立自然公園の中にあって、1600m地点には高層湿原があり、湿原地から籾糠山山頂にかけてブナの原生林が連なる貴重な山と記されている。 |
入山管理事務所 天生県立自然公園の案内図 |
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入山に関する注意書きの能書き 熊の生息地で熊に注意の標識 |
天生峠駐車場(1290m)に着くと駐車場は広く、駐車場の周りには色々な注意書きが記され、特に登山口から先はトイレが無いので用(糞尿)を行うときはトイレブースを使って、定められた用法で用を行い登山口で回収箱に入れて下さい、また天生自然公園は熊の生息地になっているので熊に十分注意を払うようにと記されている。 登山口の入口には公園係員が居て「森林環境整備推進協力金」として入山者一人500円を徴収していたので、協力金を支払って整備された登山道をゆっくり登って行くと木に一斗缶が吊るされ、その横に同じようにたたき棒も吊るされ、熊が近づかないようたたいて下さいと記されている。 |
緩やかでこの広い登山道は天生湿原の入口休憩所まで続く 熊へ人間の入山を知らせる一斗缶 |
緩やかなアップダウンを繰り返して登って行くと天生湿原の入口休憩所に到着、湿原地は木道が敷き設され狭いので一方通行(左回り)でお願いしますと記されている、湿原地を過ぎ少し登ると登山道は三つ(右「ブナ探勝路」・中「カラ谷登山道」・左「木平探勝路」)に分かれ、比較的右のコースが登りやすいとの事で右のコースを採ると、直ぐにカツラ巨木群の林が現れ、一本のカツラ木は根元が大人4人がすっぽり入れる大きな空洞で、ここから緩やかではあるが本格的な登りに差し掛かる。 |
天生湿原の入口休憩所 ここから左回りに 大きなカツラの木の中へ潜って見る |
長い木道階段を登り終え平たくなった所に中道(カラ谷登山道)と交合う籾糠分岐があり、小休憩を採り緩やかな登山道を少し登ると、登山道は一変して急な登りとなる、その登りの両側には「山頂は狭く昼食は他の人の迷惑になるのでやめて下さい」と記された標識が建てられている。 |
ブナの原生林を登る 泥濘に敷かれた角材 |
標識の文字を読み急坂を登りながら山頂は尖山なのかなと思いを巡らせながら周りを見るが、尖山を示すような風景には見えず、山頂に立つと標識の通り山頂は狭く、私たちグループ(21名)がやっと山頂に立てるスペースしかないなか、先に登ったグループは隅とは言え悠々と昼食休憩を採っている。 登山口や要所要所に山頂は狭いので云々と記された文字を彼らは見てないのだろうか、私は人物が映らないよう苦労して三角点の点石を撮っていると言うのに、そんな中360度の展望を楽しんだあとで登頂記念撮影を行ったあと早々に下りにかかる。 |
籾糠分岐 ここから急登が山頂まで続く 山頂標識と三等三角点 |
下りは事故を起こしやすいのでゆっくり杖と木々を掴み急な個所を下り、籾糠分岐から中道(カラ谷登山道)へと下り始めるが、今日のコースで一番の坂道で、木道階段を足を滑らさないよう慎重に下り終えたところが木平分岐(1520m)で、あとは天生湿原休憩所まで緩やかな下りが続き、予定の時間より少し遅くなったが無事全員が駐車所に戻り、西宮北口への帰路に着きました。 |
登頂にご満悦の私 トイレブースで用を足して登山口の回収箱へ(糞尿の回収箱袋を見せてくれる仲間) |
急な丸木階段を慎重に下る 幅は狭いが滑り易い谷川を渡る |
久しぶりに別府市から関西の会員と共に、二日間の山登りが出来た事は楽しい思い出の一ページになりました。会員の皆様声を掛けて戴き有り難うございました。 |
登頂記念撮影 後ろ左から三人目が私 |