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今週は私が大好きな神楽を三回も見れてラッキーな気分になった、一つ目は清川村の神楽会館での神楽、二つ目は清川村の御嶽神楽殿での神楽、そして今回の石垣神社の神楽。 石垣神社の神楽は偶然「しんぶん赤旗日曜版」の配達を行っているとき、公営掲示板に石垣神社での神楽奉納が記されたチラシが貼られていたのを見つけ、日時を見ると9月28日12:30分より19時までと記されている。 28日は石垣支部の行動日に当たり、大好きな神楽は無理かなと思いつつ地区委員会に赴くと他の方は体調崩しや急遽他の用事で参加出来なくなったとの事で、市会議員と街頭宣伝を午前中だけで終わったので、石垣神社で行われた神楽をゆっくり鑑賞することが出来た。 今回の神楽は大分市の片島里神楽でしたが、神楽関係者に聞くと、何処も同じだと思うが後継者が居ないのに苦労すると話されていたが、今回子供神楽では中学生から高校生までの子供が7名?ほどが神楽を舞っていたのには感激しました。 |
石垣神社本殿とお神輿 今年は神輿が街中に出なかったが来年は街中に出ると言う |
神楽の初舞 初舞は一人で神に神楽を告げる舞 ここから五方禮始(子供神楽) |
初舞は神楽を奉納するときに最初に舞う神楽で、社地を清め氏子の家内安全と無病息災、また神楽が無事に終わることを祈念して舞う神楽。 五方禮始は神楽を奉納するにあたって、東西南部区の神様と中央の神様、五方の神様に礼を尽くす舞で、東は木の神で青色、南は火の神で赤色、西は金の神で白色、北は水の神で黒色、中央は土の神で黄色を現し、五つの神が天地の創生と神々の生成を題したものらしい。 |
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ここまでが五方禮始の舞 |
ここから柴曳 |
柴曳は天孫降臨の段からとった神楽で、天の岩戸に閉じこけられた天照大御神に出ていただくため、天児屋命と太玉命が天香久山の真榊を根こそぎにすると言う神話を題材にした勇壮な舞で、榊を観衆と引っ張り合うことで子供たちに人気のある舞です。 |
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観客の中に下りて幼児と遊ぶ鬼 子供が柴を振って鬼を誘う |
子供を捕まえて一緒に舞う鬼 子供を神様に差し出す鬼と物色する鬼 |
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柴曳はここまで ここから鹿児弓 |
鹿児弓(かごゆみ)は武者とも言い、天照大御神が天の岩戸から出てきて、世の中が再び明るくなったことを祝い、八百萬(やおよろず)の神々が鹿狩りに使う天鹿児弓と破魔矢を持って舞う神楽 |
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ここで舞っている人たちは中学から高校生 |
ここまでが鹿児弓 ここから国司(くにつかさ)「国主」とも書く |
国司は「国譲り」「鯛釣り」とも言い、出雲地方に降到(あまくだり)する神話を題材にしたもので、高皇産霊尊が経津主尊と武槌尊を遣わし、大国主命と国譲りについて談判し、大国主命の命は御子事代主命と相談して国譲りを行うと言う壮大な舞で、この相談の仲介役として鳥船の命または稲背脛の命と言う道化師が出てきて観客を笑わせます。 |
神様の三人と道化師が揃って舞う 道化師が火薬席から連れて来た子供を抱く神様 |
鯛釣りを行う神様 鯛が釣れた(祝儀) |
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釣り糸に観客が祝儀袋を取り付けている 二人の神様の舞をよそ目に道化師が観客と遊ぶ |
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神様が去ったあと尊二人が舞う中道化師は昼寝 ここから子供による剣舞 |
剣舞は須佐之男命によって天照大御神が天の岩戸にお隠れになったあと、八百萬の神々によって天照大御神が岩戸から出てきたのを祝し剣をもって舞う舞で、今回は子供が剣舞を行った |
左手前で舞っている子供は女性です(中学生かな?) ここから八岐大蛇退治 |
大蛇退治は高天原を追われた須佐之男命が出雲の簸川(ひのかわ)で悲しみにうちひがれた脚摩乳・手摩乳・奇稲田姫(くしいなだひめ)三人に出会い、訳を尋ねると、すでに七人の娘が八岐大蛇に呑みこまれ、最後の娘奇稲田姫までが呑みこまれる運命を悲しんでいると答え、それを聞いて須佐之男命は策をあしなづちとてなづちに授け、八つの門がある垣根で囲み、門ごとの桟敷に酒船を準備して、八岐大蛇が酒に酔って眠っているところを十拳剣で切り、八岐大蛇を退治したあと須佐之男命と奇稲田姫が結ばれ、退治された大蛇から出て来た剣が草薙の剣と言われている。 |
須佐之男命の舞を見つめる脚摩乳・手摩乳・奇稲田姫の三人 |
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お返しに奇稲田姫が舞う 脚摩乳・手摩乳が酒船を用意する |
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酒船の中身を確認する須佐之男命 大蛇が現れる |
須佐之男命が十拳剣で大蛇を倒していく |
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余興として大蛇の口から火を噴きだす 大蛇の口から噴き出した火が舞台の袖に仕掛けられた花火に火が付く |
大蛇から取り出した草薙の剣の時カメラの電池切れで写真に納まらず。また神楽の途中と最後に餅まきが行われ、私にご縁があるようにと五円玉を二つ拾ったが、一つは他の観客に渡した。 |