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日本伝統有形文化財として継承されている神楽、この項に何回となく登場してきているが、日本には神楽と能ほど伝統文化として親しまれているものは無いが、近年特に神楽が注目を集め、各地域に改めて神楽保存会として生まれて来ている。 大迫神楽もその一つで40年ぶりに豊後大野市千歳町に浅草流神楽として復活し、昭和8年には神戸市の生田神社での奉納舞も行うなど由緒ある神楽でしたが、継承者に恵まれなかったこともあり、この度若い人たちのよって復活した神楽社です。 城原神楽は豊後竹田市にある城原八幡社所属の神楽社で、流派は御嶽神楽で古文書には天明3年(1783)に生まれたと記されているが、この神楽が御嶽神楽として受け継がれてくる過程の置いて幾多の問題が生じたらしいが、現在では竹田市をはじめ近郷の市町村や福祉施設などで30年以上も前から郷土芸能として慰問活動を続けている。 |
第一幕は大迫神楽の「綱口」でしたが、私が神楽会館に着いた時は場面も終盤で引き上げるところで写真は一枚しか撮影することが出来なかった。 なぜ演目に間に合わなかったかと言うと、昨夜から今朝にかけて我が家に泥棒が侵入し、警察の検証等で神楽会館に行くのが大幅に遅れたためです。泥棒の記事については「鶴見のおじさん→雑草→その他」でご覧ください。 |
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八百万神(よろずのかみ)が暴れる須佐之男命を制止させたあと、引き上げる場面 |
第二幕は城原神楽の「柴引」で、天照大御神を天の岩戸から引き出すために、天児屋根命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとだまのみこと)に天の香具山に真榊を採りに行かせ、真榊を根こそぎ引き抜く様子を、台地を観客に見せかけ、その観客と柴を引き合う所作を現したもので、大人から子供まで一緒に楽しめる舞です |
神楽の先導役が柴を舞台に置く |
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台地である観客と柴を引き合う 柴を引き抜いた喜びを表す |
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柴を引く者はいないかと会場を見渡す |
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柴を引き合う天児屋根命と私 二人が柴を引き抜き終えて喜ぶ舞 |
第三幕は大迫神楽で「地割」 で、天孫邇邇芸命(てんそんににぎのみこと)が葦原の中つ国に向かう途中、高天原と中つ国に威光を示して立つ猿田彦の命に出会い、天孫降臨を行うために猿田彦の命と問答を繰り返す中、天孫の一行が無事に降臨を果たすと言う物語です。 |
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第四幕は「八雲払」で、高天原を追放された須佐之男命が出雲の川上を訪れると、八岐大蛇に呑みこまれる運命にある櫛名田比売と出会い、須佐之男命が八岐大蛇を退治して櫛名田比売と結ばれると言う物語です。 |
足名椎と手名椎と櫛名田比売が登場 三人が嘆いている所に須佐之男命が通りかかる |
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足名椎の話を聞く須佐之男命 |
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櫛名田比売が喜びの舞 大蛇退治に十拳剣(とつかのつるぎ)を抜く |
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二匹の大蛇が出て来る 樽酒を呑む大蛇 |
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一匹目の大蛇の首を跳ねる 須佐之男命が二匹目の大蛇に巻き付かれる |
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二匹目の大蛇を退治して、腹を切り開くと彼の有名な草薙の剣が腹から出て来た。 |