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神楽会館に展示されているお面の色々左上の姫面以外は全て荒神面 |
最初は奥畑神楽の貴見城(きけんじょう)、貴見城は海幸彦(火照命・ほてりのみこと)と山幸彦(火遠理命・ほおりのみこと)の兄弟が漁具と猟具を交換して、山幸彦が海で釣りをしていると釣り針を魚に取られ、兄である海幸彦に釣り針を返せと責められ困っていると塩椎神(しおつちのかみ)が現れ、海を司る綿津見神(わたつみのかみ)の所へ連れて行かれ、その娘豊玉毘売(とよたまひめ)と釣り針を見つけ禍福を得ると言う物語です。 |
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右の写真は兄弟でこの演目を行われた人です。右が長男でその隣が弟19歳と言っていた |
第二幕は神明社神楽座で平国(へいこく)で、国生みをした伊邪那岐命と伊邪那美命は多くの神々を産み、その中で火の神である迦具土神(かぐつちのかみ)を産むが、その時迦具土神に体を焼かれ、それを悲しんだ伊邪那岐命は我が子である迦具土神を切り殺してしまい、その時剣先に付いた血が石群(いわむら)に飛び散り、そこから四つの神が生まれたと言う物語ですが、神楽を見る者にとっては少し物足りない舞ですが、神楽を舞う基本の舞とかで、この舞が出来なければ次へのステップを踏むことが出来ないと言っていた。 |
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神明社神楽座は子供神楽が盛んで右の写真の右側の人は中学二年生と言っていた。最年少は保育所の年長者で、小・中・高生が大半を占めていると言う。 |
第三幕は奥畑神楽で、おなじみの八雲払い、八雲払いは須佐之男命が出雲で櫛名田比売が八岐大蛇に呑みこまれる所を、大蛇を退治して櫛名田比売と結ばれると言う物語です。 |
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須佐之男命を長男が演じ、老婆(手名椎)を弟が演じていた |
第四幕は神明社神楽座で演目は磐戸開、須佐之男命の乱暴に怒った天照大御神が天の岩戸に隠れてしまい、そこで思金神(おもいかねのかみ)が策を練り長鳴鳥を鳴かせ、鏡・玉作り、真榊の枝に語弊とともに掛け、天手力男神(あまのたぢからおのかみ)を岩戸の脇に隠れさせ、天宇受売命(あまのうずめのみこと)が舞踊を舞、外が騒がしいのを不思議に思った天照大御神が身を乗り出した時に天手力男神が岩戸を開いて天照大御神を外に連れ出したことによって高天原に平穏が訪れると言う物語です。 |
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岩戸が開いて神々が平穏に感謝の気持ちを告げる。この場面で宇受売命役を次男(19歳)が演じる |