恭哉の冬休み
 高崎山自然公園から鶴見岳



 大分県には世界的に有名な日本猿の山としての高崎山公園がある、その高崎山公園の向かい側には「うみたまご」と言う水族館があり、その水族館には孫と何度か訪れた事はあるが猿公園には行ったことは無い、冬休みを利用して豊中市から孫の恭哉が一人で遊びに来たのに家の守では可哀想なので「何処か行くか」と聞けば「まだ行ってない滝が良い」と言うが、今まで行けそうな滝にはたいてい行っているし、まだ行ってないとすれば玖珠町から上津江村辺りだが、ノーマルタイヤの私の車ではこの時期積雪のため行けない、で思いついたのが高崎山自然公園の猿見学。
 高崎山自然公園に着くと正月は過ぎたが、冬休みとあってか子供連れの家族が多く、子供は生まれて数か月と言う子供の猿を楽しみ、大人は飼育員?さんの猿に対する思いやりや笑いを交えて話す言葉に耳を傾け、リーダー猿の名前と顔を真剣に覚えようとするが、どの猿を見ても顔は皆同じような顔をしている。
 12時猿の食事交代(高崎山には現在B群とC群の群れが居る)を境に高崎山を後にしたが、帰るには早いので「今から高崎山に登るか鶴見岳に登るかどちらが良い?」と聞くと鶴見岳に登りたいと言うので鶴見ロープ下へ。
 ロープウェイで山上駅に降り立つと、正月に降った雪がまだ残っており、恭哉は早速雪団子を作り私をめがけて投げて来る、私も負けじと投げ返しながら山頂へ、山頂の気温は5度と暖かく、日当たりが良いため雪は無く、山頂からの眺めは何度か私が今まで登って眺めた中で一番の眺望を味わうことが出来た。
 鶴見岳からの眺望と雪遊びを堪能したあと、今まで行ったことの無い温泉に連れて行くと、多くの車が駐車されていたが湯船に入ると一人だけで、その人も直ぐに出て行ったので恭哉は一人で好き放題に湯船の中で遊んでいた。(多くの人は家族風呂へ)

 
 
 鶴見岳山頂から久住山系方面を望む

 
    
      気持ちよく毛繕い(目下の猿が目上の猿にする)               小麦を撒いている飼育員?

 
    
     リーダー猿は他の猿に邪魔されないように石の上で              せっせと小麦をついばむ

 
           
   サツマイモを撒く飼育員を追っかける猿(この時の二つの群れが一つになる)        ロープ山上駅の寒暖計


     
             雪玉を造る恭哉                                 鶴見岳山頂にて

 
 1月6日恭哉が13時20分発のソニックで豊中へと帰る。小学
4年生の時から一人で別府まで阪急・JR・新幹線・JRと乗り継
いで別府までこれるようになった逞しい孫の恭哉