2015年初登り 一等三角点
 豊後大野市 御 座 ヶ 岳(796.6m)


 
           12:00−12:13(登り)    12:20−12:28(下り)   の所要時間

 昨日豊後大野市神楽会館で神楽を鑑賞し、今日月曜日美容院組合の定休日に当たり、理容院組合から頂いたポップサーカスの無料鑑賞券を戴いていたので、サーカス会場まで行って入場券の半券を確認すると昨年12月末で期限切れ、入場券に記されたサーカス期間が来月末までだったので入場券も同じかなと思っていたら違っていた。
 改めて入場券を買ってまで見たいものではなかったので何処へ行くかと考えると、近く(20km)に普通のスニーカーで、それも10分程で登れる山があるので行くかと相談すると行くと言う。
 山の名前は豊後大野市と大分市の市境に位置する御座ヶ岳、1月4日に清川村からの帰り孫と一緒に行きかけたが雪に阻まれ残念したが、今日は大分からのため御座ヶ岳への道が判らないのでナビに連れて行って貰うことにしたが、市街地を過ぎると道は車の行き違いが出来ない狭い道へと変わり、そればかりかハンドル操作を間違えれば谷へと落ちるくの字型のカーブが連続して続く。
 御座ヶ岳のある山尾根道まで登れば観光バスが通れる広い道に出ると思いながら慎重に上り詰め、山尾根道に出ると想像していたように大型観光バスが優に離合できる道路へと変わった。
 御座ヶ岳の山の形も登山口も判らない、判っているのは一等三角点の標石がある山と言うだけ、ナビが示す方向へ登山口と記された標識でもないかとゆっくり走らせていると障子岳登山口の案内標識があったので御座ヶ岳もあると確信して走らせていると御座ヶ岳登山口の標識が現れる。
 車を広いスペース(車10台は駐車出来る)に留め置いて、何時も車に積んでいるリュックに最低限の登山用具を詰め込み、姉さんには私の登山靴に履き替えさせて登山口を登り始めるが、最初から藪漕ぎの崖を登る状態で掴まえる物は棘のあるキイチゴ科の低木ばかりで掴むものが無い、滑り易い黒土に両手をしっかり引っ掛けて登り終えるとかすかに残る登山道らしきの道が藪の中に尾根へと続いている、今は冬で低木は葉が落ちてそれらしき道が見えるが新芽を出す春先からはそれすら見えないのではと心配する。
 尾根に出ても登山道は相変わらずそれらしき道としか思えないような道が山の上の方に延びている、棘のあるキイチゴ科の低木を避けながら登って行くと狭い広場が現れ御座ヶ岳山頂と記された標柱が現れる。
 御座ヶ岳山頂と記した標柱の下には苔むした一等三角点の標石が静かに佇んでいた、山頂からの展望は一ケ所を除いて落葉樹に囲まれ展望は皆無、葉を落とした一ケ所から見える展望も葉を付ける春先からは多分見えないのではないかと、それで日当たりが悪く登山者も少ない三角点の標石が苔むしていることに納得が出来る。
 山頂は風がきつく展望も聞かないので早々に下山にかかるが、下山は登りより危険が伴うので棘の無い木々をしっかり捕まえて下るよう指示して登山口まで下ると夫婦らしき人がストックにリュックを背負って(男の人)登山口に居た、聞けば大分から登りに来たと言って登り始めると女性の方が滑り落ちて来た、登山口はそれだけ急で滑り易い、多分車道を造った時にこうなったのかも知れない。
 御座ヶ岳は何処の市が管轄しているのか判らないが、登山口だけでも階段を付け、そのあとの登山道はそれなりに整備(階段はいらない)して多くの登山者を呼び込めるようすればと思うが・・・
 一昨年まで関西に居るとき六甲山系を隈なく歩いたが、今日登っている山の地形は山の尾根筋に立派な道路が走り、その両側には幾つもの小高い山があり、地形的に車道から見える展望は六甲山系にそっくり、昨年の暮れこの車道の延長線上にある烏帽子岳・鎧ヶ岳他登って来たが、そちらの登山道は良く整備されていたのに・・・今日登った御座ヶ岳を含めて昨年登った山の何れも山頂まで短時間で登れることを考えると、登山道を整備して九州の六甲山系・高尾山系として売り出せば県民の森から足を延ばし老若男女の多くが訪れるのではないだろうか。
 

     
       標識が無ければ登山口を見つけるのは困難           倒木を放置されたままの登山道(藪漕ぎに等しい)

  
    
       尾根筋に出ても登山道は急斜面が続く                 御座ヶ岳山頂でとても登山姿とは思えない私

 
    
 山頂の一等三角点 大分県には一等三角点が16ヶ所あるり、私はその内12点訪れ、残りは英彦山・樅木山・釈迦岳・尾ノ岳を
訪れば全部訪れることになるが、手ごわいのは英彦山かな?因みに兵庫県と大阪府は全部訪れました。


     
              山頂からの下り                     林道遠くから見た御座ヶ岳 山頂は一種のとんがり山