別府年金者組合ミヤマキリシマツツジを求めて
 日本難読山万年山(はねやま)へバスハイク


 
万年山と記して「はねやま」と読む 三角点の点名は「羽根山」

 別府年金者組合主催のバスハイクが企画されたが、組合員の中には山に対する知識を持った人が居なく、関西で山の会「おこじょ山の会」を長く運営してきた経験を買われてか参加の要請があり参加してまいりました。
 バスハイクに参加した面々の出で立ちを見るとどない考えても山に登ると言う出で立ちではなく、そこらの観光地に行く出で立ち、聞けば万年山の山頂までバスが登り、ミヤマキリシマツツジの花園は車内から観賞出来ると聞いたので何も持たず参加したと言う。
 バスは山並みハイウェイを湯布院回りで玖珠町に出ると言って猪の瀬戸湿原に立ち寄り、湿原の草花に詳しい方の説明を聞いて玖珠町の道の駅へ。

    
           県道11号線 山並みハイウェイにて                 猪の瀬戸湿原の説明をする人

 私も大分県の山に精通しているわけではないが、万年山は一昨年訪れているのでバスが登れる駐車場までと、そこから歩いてミヤマキリシマツツジ群生地までの距離と所要時間はそれなりに記憶しているので、玖珠町の道の駅でトイレ休憩を行ったときに、本日の気象条件から熱中症が発生する確率が高いので、山頂まで登る人・ツツジ群生地までの人・駐車場に残る人、いずれの人もペットボトルの水又はお茶を一人二本以上持って行くように声を掛けると数人の人は買い求めていたが、あとの人は山で買えるとでも思ったのか判らないが・・・
 登山口に当たる牧場駐車場に着くと平日にもかかわらず駐車場は満車状態でバスを停車する場所も無い、仕方なく少し戻って牧場入口に駐車、時間も正午に近いので先に昼食休憩を摂ってから山頂を目指す者、ツツジだけの者、残る者に分かれて山頂へと向かうが、リュックを背負っているのは私を含む3人ほど、あとは道の駅で水又はお茶を買った人も手に何も持たず歩き始めた。
 

     
      牧場入口にシートを広げて昼食休憩                          駐車場の登山口


 歩きながらどうしたものかと考えるが良い考えは思い浮かばない、取り敢えず山の厳しさを話しながら今後の参考にと私が体験したことを話しながら近場や遠方に見える山々の名前を教えながら最初のキリシマツツジ群生地が見える草原の高台に。

     
         登山者を見守る地蔵尊                          通行止めの車道を何も持たずに登る

 
    
新緑を楽しみながら登っているとミヤマキリシマツツジが迎えてくれる

 歩き始めて幾らも立ってない中で「ツツジが群生している所や大岩のある所はまだですか」と聞いてくるので、次の右カーブを曲がり切った所に大岩があり、そこを過ぎると展望が開けて来る、そして少し下って登り切った所から群生地が見えるからゆっくり登っておいでと言って先を急ぐ
     
         上下に割れている大岩                      展望が開けて来た車道 バックは久住山系と湧蓋山
 
 牧場の高台まで登るとキリシマツツジの群生地が草原に現れ、キャンプ地まで下ると艶やかな色したミヤマキリシマツツジが目の前に現れる、車道はここまでで、ここから山頂までは整備された階段を登ることになる。


     
       高台から見る群生地                            キャンプ地のキリシマツツジ
 

     
 キャンプ地のツツジ
 
 階段を登り終えると360度の視界が開けるも、天気が良すぎたのか靄がかかり稜線がはっきりしないが、それでもどんな山の山頂から見る展望は素晴らしい。
 
    
        山頂を示す 一等三角点                                  登頂記念撮影
 
    
       山頂から見た玖珠の街並み                            下りで見たキリシマツツジ
 

 
 山頂から見た180度の展望 

 万年山ハイクを終えたあと、玖珠川に三日月の滝を見学して、そのあと豊後森駅に在る蒸気機関車回転所を見学し、日出生台演習場の中を通って帰路に着きました。

 
 三日月の滝  落差こそないがりっぱな玖珠のナイアガラ滝に相応しい

 
 豊後森駅の機関車回転所