宇佐に居る姪娘の夏休みを利用して社会勉強にでもなればと思い、宇佐市内で隠れた観光施設でも案内しようと姉の家を訪れると、体調不良を訴え、行きたいけど今日は止めとくと言うので、急遽予定を変更して低山で中腹まで車が登れる竜王山の二等三角点石の写真を撮りに出かけることにした。 竜王山は旧安心院町にあるため、竜王山への道順と車が中腹の神社まで登れるか確認するため宇佐市安心院支所を訪れ、確認すると「林道は若干狭いかもしれないが神社境内には駐車場が完備されている」と言う。 礼を述べ竜王山の中腹にある神社へと車を走らせると、林道は狭いどころか十分対向車と行き違うことが出来るほどの広さだ、神社境内に着くと誰もいなく、駐車場には神楽殿があり、その周りには電燈が取り付けられる設備がなされ、由緒ある神社を思わせるが駐車場付近には神社の名前を記したものが無い、事件の後で判ったことだが階段を上った鳥居に「海神社」と記されていた。 |
海神社駐車場登山口 雑木林に入ると登山道も安定してくる |
日の当らない日陰に駐車して、往復25分あれば山頂まで行って来れると熱射病にかからないよう各自一本のペットボトルのお茶を持って登り始める、登山道は登山をする人がいないのか踏み跡はないが、登山道自体は石の階段で整備されているのと、竹の混じった雑木林のため直射日光を浴びることなく、それなりの涼風に恵まれ快調に山頂まで。 |
尾根に出る手前でやや急になる 尾根の分岐 指標は無いよ |
山頂は広々と二つの電波塔があるが、その電波塔ないし山頂を示す二等三角点石までは背丈150cmもあるかと思われる鬱蒼としたワラビやカヤを排除しながら進むがとても歩ける状態ではない、所々に山頂での休息場所として設置されたのかコンクリのテーブル?か椅子?かがあるので其処に登って当たりを見渡すと、やや大きめの木に誰が取り付けたのか「竜王山山頂」と記したプレートを見つけ、またもワラビとカヤを押し分けてプレートのある場所まで行く。 |
山頂への所に朽ちた家?トイレに便器が二つあった 明るくなっている所から山頂の広場になる |
やっとたどり着いたプレートの辺りで三角点を探すが見つからない、プレートは広々とした山頂の端っこにあり、三角点石はやはり山頂の中央近くにあるとも思われるが、背丈の高い雑草の中では探しようがない、あきらめて下りにかかる。 |
背丈ほどもあるワラビとカヤの雑草 山頂を示すプレート |
三角点を探すためテーブル?椅子の上から広場を見渡す 海神社 駐車場から長い階段の上にある |
駐車場まで降りると車二台が停まっている(わけありの中年男女)、で私の車を見ると何か変、良く見ると右後ろのタイヤの空気が抜けている(ぺしゃんこでは無い)、エ!パンク、なんでと思うがやはりパンクだ、少し空気が残っている間に日陰に移動して、さてどうしたものか、自分で修理するかそれともJAFを呼ぶかと迷うが、JAFを呼んでもここまで来てくれるか心配しながら電話すると来てくれるという。 |
パンクした右後ろのタイヤ 小さな鉄片が刺さっていた パンクの修理に来てくれたJAFの車(会員のため無料) |
第二の悲劇と言うかパニックはここから始まる、JAFの人を迎えに登山口まで行き、JAFの車に乗って駐車場に着き、修理が終わったあとJAFの人が「タイヤに空気を入れるコンプレッサーを始動させるため、車のバッテリーから電源を取りたいので車のキーを貸してほしい」と言われ鍵のあるズボンのポケットに手を入れると鍵が無い、???で???何処で失くした、JAFの人を迎えに行く途中で?と考えている間にタイヤはJAFの車のバッテリーで空気が注入されたが、今度は車を動かすことが出来ない、頭の中はパニックて、取り敢えず落としたかもしれないとJAFを迎えに行った登山口まで探しに行く。 行き帰り探しても見つからずどうしたものかと思案のなか、姉さんが任意保険の中にレッカー契約が入っているか確認したらと言うので、今度は保険会社に電話で問い合わせるとレッカー契約があると言う、事情を説明してレッカーが来てくれることになったが、レッカーが来るまでの間再度探してみようと、またも登山口まで下って行く途中JAF会社から電話があり、私の車のキー?がJAFの車の助手席のドアポケットにそれらしきものがあると言う電話があり、受けている仕事が終わり次第持って行くのでしばらく待っててほしいと言う。 何でJAFの車のドアポケットに?考えられるのは迎えに行ったとき、私がJAFの車に乗った時にズボンのポケットから抜け落ちドアポケットに落ち込んだらしい、鍵がズボンのポケットに無いと思ったとき、もしやと思ってJAFの助手席は調べたがドアポケットまでは見てなかった。 再度JAFの車が来て鍵を返してくれた時は「これで宇佐・別府を何度も往復しないですむ」という安堵感だけがわき、パニックに陥った反省感は起きなかった、このようなとき一人では対処できない事でも「三人寄れば文殊の知恵」と言う対処方法が思いつくものだとつくづく思った。 パンクと鍵の紛失問題で2時間近いロスをしたが、現金なもので鍵が出てくるや岩田温泉近くに佐田京石と言う石のサークル(輪)があると言うので温泉に浸かる前に、その佐田京石を見に行こうと車を走らせる。 佐田京石を見て何でこんな所に?何でこんな石柱が突き刺さっているのか?でこの後ろは米神山と言われる山で、風呂の中で聞いた話では米神山山頂には同様の石柱が一杯あると言っていたので、後日機会があれば登ってみたいと思う。 姪娘には16時頃には帰ると言って出掛けた今回の竜王山、パンクと鍵の紛失事件で帰着は1時間半遅くなっての帰宅となりました。因みにパンクの原因は小さな鉄片が突き刺さっていた事が原因でした。 |