北風と霰に見舞われた大平山(扇山)


 

 
 自宅8:45−自衛隊別府登山口9:55−扇山山頂11:47(ここまで約11400歩)−風止り昼食12:27・12:50−自衛隊別府登山口13:15・・・途中市役所に寄り道で帰宅15:00頃 総計25483歩
 
 
 3月になってから一番の寒さとなった11日義姉が今日の散歩は扇山に連れて行ってほしいと言うので、今日の散歩は扇山登山と決めて山支度、何時もの散歩時間より早めに家を出た。
 自衛隊別府駐屯地の入口(標高約290m)までは何度となく散歩で登って来ているので難なく来れたが、駐屯地から扇山に登る入口が判らない、頼りになるのは家を出発前に印刷した国土地理院の地図のみ。
 

    
 
    九州横断道路から見た自衛隊扇山入口                  至る所に設置されている立ち入り禁止の立て看板

    
           車はここから先は進入禁止                    遊歩道者は除く看板

 地図を頼りにここから先は防衛省の敷地内に着き関係者以外は立ち入り禁止と記された看板が数多く建てられた車道、何かあれば自衛隊から連絡があるだろうと思い奥へ進んでいくと「遊歩道者は除く」と記された看板があり、その看板に記された文字を読んでいると一台のダンプが砂利を積んで奥へ走り去っていた。
 

    
    別府一周遊歩道ルートの標識先のカーブを左へ              カーブの左、細い道を入って行く

 山奥で堰堤工事でも行っているのだろうと思いながら私たちも地図を頼りに奥へと車道を登って行くとS字カーブの所で先ほどのダンプが帰って来た、「山に登るのなら、そこの笹道を入って行くのだよ」と言うので、地図を見せて「ここと違うの?」と聞くと、山に登った事が無いので良く判らないが、この位置には山への道は無く、ほとんどの登山者はそこの笹道から入って行くよ、と教えて戴いた。

    
 
     登山道に入って扇山の斜面には取り付くと大石が現れる          防火地帯に続く登山道

 お礼を述べて教え戴いた笹道を登って行くと、駐屯地の金網フェンスに突き当り、そのフェンスに沿って道が山の山頂へと続いている、隊員が朝の練習をしており、こちらをチラリと見ただけで素通りしてしまい、山へ続く柴枯れした綺麗な斜面を見ていると、冷たい北風と一緒に霰が降って来た。
 


 
標高600m地点から眺めた別府市街地方面
 

 登山を中止するかなと思って、義姉に「どうする?」と聞けば登ると言う、リュックには冬の装備が入っているので行ける所まで行って見ようと登って行くが、600m地点まで登ると登山道は急を極め、義姉の足取りも緩慢になるなか冷たい北風は相も変わらず吹き付けているが霰はなくなっている。
 

           
    戦前の石柱が至る所にある登山道                標高700m地点で霰に見舞われる
 

 750m地点まで登ると急に眼を開けられないほど霰が北風に乗って吹き付けて来たが、それも一瞬で気を取り直して750m地点と思える所まで登ると、緩やかな稜線に変わり山頂らしきものが見えて来たこの辺りに三角点があるはずだと探しながら登るが見つけられなかった。
 

     
    大平山(扇山) 山頂 810mと記されている            三角点の入口は植栽林の枝に赤いテープが巻かれている

  山頂からの展望は素晴らしく、山頂から柴枯れの斜面が扇形に裾野に向かって広がり、天気が良ければ四国の佐多岬半島に在る伊方原発が良く見えるはずだ、あいにく四国方面は天気が悪いが国東半島方面は良く見え、半島の中央に一際大きな両子山が見える。 

     
     三等三角点の標石                              駐屯地には錆びた戦車が数台放置されている
 

 北風が吹き付ける山頂では食事もできないので記念写真だけ撮って早々に下山開始する前に今一度三角点の場所を地図で確認して下るなか、確認した場所辺りで植栽林の中を見ると三角点を示す標柱が見えた。
 三角点の写真を撮り600m地点の窪地が風を防ぎ、陽だまりになっているので途中で買った弁当を広げ昼食休憩とする。
 

     
     扇山の途中から眺める鶴見岳は霧氷で真っ白               境川から眺める扇山
 

 昼食後はあれほどしんどそうに登った道を駈け下りるように下り、30分足らずで自衛隊入口まで下って来た、登りで見ていた別府市が企画している「別府一周遊歩道ルート」のパンフレットがあればと少し遠回りして市役所に寄り受付の方に尋ねると、現在通行できない箇所があるのでパンフレットの案内はしてない、また現在市職員にはそのルートを知っている方は居ないのではないかとも言う。
 別府一周遊歩道ルートが廃止になっているのであればあちらこちらに設置している案内表示を何とかしなければ私みたいな人が居て、その案内標識を頼りに山へ踏み込み事故でも起こりはしないかと、案内標識をどうするか担当課に伝えおいたらと一言述べたあと、親切に応対して頂いた受付の方にお礼を述べて帰宅。