宮島の弥山登山



 私鉄「連帯する会」の全国集会が岡山県倉敷市の鷲羽山ハイランドホテルで開催され、その集会が終わった後の別府に帰る時、同行の姉さんがもう一泊して宮島の弥山に登って見たいと言うので弥山に登ってきました。
 帰る時間を気にしなければ厳島神社から歩いて登るのだが、別府までそれなりの時間に帰るとなればロープウェイを利用するしかなく、朝一番のロープウェイにと思ってロープウェイ乗り場まで行くとロープウェイは9時からと言う、発車までまだ30分以上ある、これなら歩いても良かったかなと思うが姉さんの足では・・・・
 ロープウェイ山上駅(獅子岩駅433m)から弥山山頂(535m)までの標高差は約100m、登山道は厳島神社にお参りした人が展望を求めて登る山になっているのか、舗装こそしてないが登山道整備が行きわたり、部分的には砂泥にセメントを混ぜて固められ歩きやすい。
 前日夕方雨が降ったためか、山頂部分は霧が立ち込め、視界は100mぐらいかな?で本来なら山頂部の尾根歩きのとき瀬戸内が一望に見渡せるらしいが、今日は霧が少し和らいでも谷底も見えない、それはそれで幻想的で良いのだが、秋であり霧が出ている割に生暖かくしっかり汗をかく。
 姉さんもそうだが目的は山頂の大岩群の見物にあるが、私のもう一つの目的は山頂にある三角点を写真に収めることである。
 山頂の肩には幾つもの厳島神社の奥宮があるが、霧が濃く写真に収めるには暗すぎてダメ、岩の洞窟もダメ、山頂部は広く、展望台も設置されているが、霧のため何も見えない、多くの観光客も登って来ていたが、異口同音のように「瀬戸内海が見えたら良いのにね〜」のため息ばかり・・・
 霧の山頂を楽しんだあと、濡れた登山道をゆっくり足元に気を付けながら下っているとザ〜と通り雨が来た、幸い私たち二人は杖代わりに傘を持っていたので難はなく、登ってくる人の中には少し濡れている人もいたが、やはりここは登山を楽しむ山ではなく観光用の山で無装備の方が多い。
 下山後観光客で賑う厳島神社にお参りと思ったが、あまりにも人の多さに圧倒され、神社の周囲から拝殿に手を合わせ、12時過ぎに廿日市の広電宮島駅に着いた。

弥山に登る前だったからか観光客もまばらな厳島神社

    
              広電 宮島駅                              JRの宮島フェリーで宮島へ渡った

    
         船から見た厳島神社の鳥居          宮島の土産物店 行きは閑散としていたが帰りは観光客で歩くのに苦労

    
      歩道から見る神社の鳥居                               ロープウェイ乗り場待合室

    
        回転式のゴンドラ  ガスで山頂部は見えない               山頂駅 (獅子岩駅)

    
       コンクリ半々の登山道を登る姉さん                    砂泥の登山道 緩やかだが結構きつい登り

    
      少しスリルある岩場の道                              山頂肩の奥宮 ガスで幻想的な雰囲気

    
ガスが立ち込める幻想的な岩通し道

    
         大岩が立ち並ぶ山頂 この隙間を歩く                   山頂 二等三角点の標石

山頂の大岩群に圧倒される登山者  右の女性三重県四日市から来たと言う、大岩は御在所岳に似ているとも

    
          大岩群に感心する姉                     山頂展望台から山頂広場を見る 周りはガスで白一色

    
           下り大岩のなか振り向く                           慎重に岩の間を下る

    
         大岩が真っ二つに割れた大岩                        その割れた大岩の下にある奥宮


  山頂から肩の奥宮まで一巡りする形で下ってくる途中に、上記の大岩や奥宮があった、肩の奥宮からは登ってきた道を引き返し、ロープ山上駅へ。
 いつもはどうか判らないが、弥山には日本人観光客より外国の方のほうが多く、すれ違いで挨拶しても言葉が通じないので会釈か「こんにちは」の言葉だけ、でも楽しそうに登っている姿勢は見習わなければと思う・・・