駐車場10:40〜尾根10:55〜台地展望所11:05〜月の神巨石群11:50〜山頂12:05・13:05〜駐車場14:08 暖かい春の日差しと新緑に覆われた山々に登って見たいと考えたが、さて何処が良いかと考えていると、以前安心院の七不思議と言われる所を訪ねた時、佐田地区に佐田京石と言う珍しい巨石のサークルがあり、そこの案内板に「この山の山頂にも規模は小さいが同じようなサークル石がある」と記されていたのを思い出し、宇佐に居る姉に山に登って見ないかと打診すると、登って見たいが「どのくらい登の?」と聞くので、調べていないが「多分高低差350mぐらいかな?」と答え、そのくらいならと言う事で登ることに。 以前訪れた佐田京石の駐車場に車を止め、登山届にルートサインして10:40分に登山開始、初めは優しい桧林を緩やかに登って行くと尾根に出た、この尾根を登って行くのかなと思っていると、登山道は山をトラバースするかのようにアップダウンを繰り返しているかと思っていると、山頂への指標が「岩の滝」と山頂の二つになり、今度はロープが残置された急登に変わった。 急登になった登山道は滑る落ち葉との格闘で、ロープを捕まえ、立木を掴まえしながら登って行くと、巨石が谷底を見下ろすかのように迫り出した大岩が目に、巨石の下に「月の神 巨石群」と記された看板が設置されていた。 よく見るとその巨石の後にはずらりと並んだ石柱が数十メートル並んでいる、これが先ほど記されていた「岩の滝」を指しているのかなと思ったが、ちがうのかな?でも不思議な巨岩群だ。 この巨石群の下に山頂まで500mの指標があったが、この巨石群からの登りは斜度35度かと思われるような急登の連続で、今までの山行の中で、登りで足を滑らしたことは無い私だが、巨石から10メートルほど登った所で足を滑らし、約5m程登った道を戻された、登山道には右に左にとロープが残置されているが、中々高度が稼げない。 関西に居る時同じような傾斜度の山に登ったことがあるが、その時の山は大半が岩盤に覆われた尖山で難なく登れたが、今回の山は滑り易い落ち葉と黒土で油断が出来ない、今度滑れば数十メートル下までの滑落が予想される。 山頂が透けて見える所まで登ると辺りは平らになり、その先には切り開かれた台地となり、中央に山頂を示す標識がある、南北の木々が切り開かれ、素晴らしい展望が広がっている、良すぎる天気で靄が掛かり、カメラでは捉えきれてない山々も肉眼ではよく見え、特に由布岳の双耳峰は素晴らしかったが、自衛隊が日出生台で砲弾の演習をやっていたのが煩かった。 コンビニで買ったおにぎりを食べ、展望を楽しんだあと、登ってきた道を引き返すに当たって、私のみが体を支える杖を持ってなかったので、立ち枯れの木を探し、少し長めの杖を作り下りにかかる。 残置されたロープと立木に掴まりながら慎重に下っていたが、何故か登りで滑った同じ場所でまたも滑り、やはり同じように3m程登山道を滑り落ちる、ズボンは黒土で真っ黒、尾根の所まで下るとやっと緊張感が和らぐ。 今回の登山で滑ったのは私だけで、帰りに宇佐市経営の温泉で汗を流し、汚れたズボンをはきかえ帰路に着いたが、長いこと山から離れていたので肝心なGPSを持って行くのを忘れた。 |
駐車場から見る佐田京石のサークル石 米神山登山口 左は佐田京石群 |
|
いよいよ登山道に 丸木橋を渡る |
|
第一展望台からの眺め ヤマリンドウあちこちに可憐な花を咲かせている |
|
あと500mの標石を見てため息つく 疲れたと・・・・ |
月の神石 と 巨石群 |
|
残置されたロープを捕まえて この辺りが一番傾斜がきつい 疲れて座り込む |
山頂のサークル石 |
|
山頂から見える山々 |
|
久しぶりの山でバンザイが出る |