18時10分からのNHK大分放送で宇佐市院内町にある龍岩寺の「投入堂」についての報道があったので、是非参拝にと行ってきました。 「投入堂」については鳥取県三朝町にある三徳山三仏寺の奥院が有名で、以前関西に居るとき山仲間と岩山を登って礼拝に行った記憶がよみがえって来た。 ニュースでは日本三大「投入堂」の一つとして紹介していたが、私が三徳山三仏寺を訪ねた時、住職が日本の岩窟に役行者が三つの「投入堂」を作ったような話を思い出したが、大分県の宇佐市にあるとは思い出しもしなかったが、今思い出してみると鳥取県にもう一つ「 岩屋堂」があり、山仲間と後日行こうと言ったままになっていた事を再度思い出した。 三大「投入堂」 三徳山三仏寺・岩屋堂・龍岩寺、共に役行者が岩屋の下でお堂を作り、出来上がった物を岩窟の中に投げ入れたと言い伝えが残っている。これら「投入堂」によく似たお堂が龍岩寺の北西本耶馬渓町の羅漢寺にあるが、羅漢寺はインドの僧、法道仙人が開いたお堂で役行者ではない、因みに耶馬渓に行く機会があれば羅漢寺にある無漏窟の五百羅漢の鑑賞をお勧めします。 龍岩寺は宇佐四日市の国道10号線から国道387号に入り、途中龍岩寺の標識に従い県道27号に進路変更すると、絵入りの龍岩寺への指標が現れる(今回その絵入りの指標を写真に収めるのを忘れた)、車で2分も進むと龍岩寺の入口が現れ、その先約50mの所に駐車場があった。 龍岩寺への入口は狭い階段で、程なく本堂(?)と思われる所に着く、個人的な見識だがけして本堂と呼べるような建物ではなく、奥の院(「投入堂」)へ通じる山への入口に受付があり、受付の係員(後で聞いたのだが住職のお姉さん)いて、入山料200円戴きますと言われ、入山料200円支払って奥の院へ。 受付の社務所に奥の院まで約250mと記されている、山道は地道と敷石が交互になっており、少し斜度が増したところは階段式で歩きやすいが、敷石は苔むして湿り気があるので、帰りの滑り転倒への気配りが火長になるかな。 緩やかな登りを150m程登った所に萬力坊大権現と記された分岐が現れたが、よく見ると分岐から先へお道が無い、で前を見ると5m程のトンネルがあり、その先木の合間に奥の院らしきのお堂が見える。 トンネルを抜けてお堂の下まで行くと、奥の院はこちらからと言う矢印が現れ、真っ直ぐには登れそうもないので矢印の方向に登って行くと、道は垂直に切りたった所に通路を渡しお堂へと導いている。 お堂は「投入堂」らしく岩窟の中に立てられ、お堂前の縁側は長い支柱が何本も地面から伸びており、お堂の右横に出入口の案内があり、中には行って見ると中央にお寺らしく読経台があり、床全体にカーペットが敷かれていた。 お堂内は読経台以外は何もなく、読経台前には格子があり、その格子の隙間から3体の坐像が見える、受付でもらった資料を開けてみると中央に阿弥陀如来像・右が薬師如来像・左が不動明王像となっているが、格子の穴が小さく、写真を撮ろうにも一眼レフではレンズが格子の中に入らない、でいつも持ち歩いている二眼のデジカメを取り出し、格子の穴に入れてみると、格子の穴に入ったので一体ずつ写真に収めたが、近すぎて下の写真のようにしか撮ることが出来なかった。 3体に手を合わせたあと縁側に出てみると、着いた時には気付かなかった説明文らしい掲示板がお堂の直下にある、お堂のお参りを済ませ説明文らしきところに行って見ると、確かにお堂の説明文で、登る時には気付かなかったのはお堂はこちらと記されたものしか見えなく、せめて説明文はこちらにと一言あればと親切にと思ったのだが・・・ 敷き詰めた敷石に足元をすくわれないように慎重に下っているとき、登りで気付かなかった萬力坊大権現の小さな社が岩の上に鎮座しているのを見つけた。 受付まで戻り「投入堂」の話を聞くが、住職は古い話は分からないと言っていたが、あとで村人に聞くと、住職は勉強しないので勉強するように言っても「しいへん」と怒っていた。 駐車場に着くと平家7人塚と記された幟が立てかけられていたので、何の事かなと見つめていると、幟を立てている家の方が来て、色々と説明してくれたので行って見る事に。 平家7人塚については別の項(ページ)に載せています。 |
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龍岩寺のの駐車場 家は龍岩寺茶屋 龍岩寺への登り口 |
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本堂への階段 お寺とは思えない本堂 |
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参拝者の休憩所 本堂から奥の院への入口 |
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苔むした階段が続く 苔むした石畳 |
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短いトンネル トンネルを抜けても階段は続く |
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奥の院直下から見る 左の草の後ろに説明文 垂直な岸壁の歩道 |
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木道の歩道 落ちたらやく10m下に転落 薬師如来像 |
阿弥陀如来像 不動明王像 縁側を渡って来た |
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足元の下が見えたら竦む 木道の上から奥の院を見る |
説明文のある直下から見るお堂 きざはしとは3体の仏像を造った残りで作った階段橋の事 |
木像の説明 萬力坊大権現への案内だが道が無い |
案内指標から見た萬力坊大権現 |