猪瀬湿原のオオキツネのカミソリ



 昨年8月に別府市が管理する猪瀬湿原のオオキツネのカミソリを見に行ったが、キツネノカミソリは全盛期だったが、オオキツネのカミソリは開花が終わり種子のみに変わっていたので、今年は種子の大きさから考えて開花の時期は20日ほど早いかなと検討つけて8月1日に行って見ると、開花の終わった物も少しあったが散策路一面が花に覆われ、やったーとシャッターを押しまくった。
 湿原の入り口には数台の車があったが、キツネノカミソリが群生する所には人影もなく、3歳ぐらいの子供を連れたおばあちゃん一組しかいなかった。あとの人は何処へいいたのかな?散策路(4km)を周回しに行ったのかな?観賞客が居なかったぶんゆっくりオオキツネのカミソリを観賞することが出来た。
 散策路を全部観賞することはしなかったぶん時間が余ったので、久住登山口にあたる長者原湿原の高山植物の草花を観賞するために行って見ると、駐車場は土曜日のためか満車に近い状態、第二波のコロナ感染症を思わせる感染症が拡大しているなか、車のナンバーを見ると結構他県の車が多い、木道ですれ違う方と挨拶を交わすときは口元をタオルかマスクで覆い、小声による挨拶、行きかう人で大きなリュックを背負っている人も数に見かけ、聞けば「坊がづる」でテントを張って山を楽しんできたと言う。
 テント張を聞いて私も30歳当時を思い出したが、40歳になると山小屋泊りに切り替えた思い出が甦った。今は一緒に山に登る仲間もいないので、山を眺めてはどんな山なのだろうと想像する70歳半ばのおじいさん。

綱の手前が散策道 この位置からでは左右の群生地の終わりが見えない

上の写真位置から少し左へ移動した群生地

上の写真より少し右へ移動した群生地

          
          湿原入り口から50m進むと木道が現れる                湿原の境に杉並木が作られている

             
           杉並木が終わったところに小川がある、先日の大雨で橋の下があれていた。右の写真は橋の上流

       
小川の橋を渡ると、湿原の中に名も知らない花が咲いていた

     
        蔓系の花                                  少し大きめの小川を渡ったところの散策道

    
       所々に固まったカミソリの花がある                    手前のほうは花が終わった茎だけが見える

    
      花の終わった向こうに群生地が見える                今日咲いたかと思える花びらと終わりを告げる花びら

    
         山肌に広がる群生地                             山の斜面を登るように広がっている

    
普通のカミソリとオオキツネのカミソリの違いが良く分からないが雄蕊と雌蕊がすこし大きいのかな?

    
        所々に蕾が見られた                               左の明るい先が湿原地

群生地の下にある少し大きめの小川、橋が大雨で荒れている