紅葉の鶴見岳



 久しぶりの鶴見岳、家の窓から見る鶴見岳の景色が冬並みの景色に変わっていくので、少しでも紅葉があるうちにと3年ぶりに登ってみることに、と言っても始めて登山をする人と85歳の人との登山のため、登りはロープウェイで登り、下りをゆっくり歩いて降りることにした。
 初めての登山者とは10時にロープ乗り場で待ち合わせをし、私はロープ乗り場の高台公園の紅葉具合を見るために、少し早めにロープ乗り場まで行って、今が盛りの紅葉の散策を楽しんだ。
 ロープが登るにつれて木々は紅葉の盛りを過ぎて、紅葉のこの字もないほど葉も無く、裸の木々へと変わっていく、山頂駅から山頂まで行くと、数人の人がいて360度の展望を楽しんでいる、その中で山を知り尽くしていると思われる方が、晴天の中に浮かぶ山々に指差して、西の方向では少しかすんでいるが雲仙岳が見えているよと言い、そして東の方向では石鎚山も見えていると教えてくれた。
 今まで何度も登ってきた鶴見岳だが、分からなかった事もあるけど、精々遠くに見えていた山々が見えていたのは久住山系と佐多岬半島、または英彦山に続く山々ぐらいしか記憶にない。
 山頂からの下りは岩石の塊と落ち葉に隠れた小石の石車に気を付けるよう注意を与え、まずは最初に私が下りの歩き方の見本を示し、85歳の人と変わり、いくら時間がかかっても良いからゆっくり慎重に下るよう注意を促し、登山道が落ち葉に埋まって判らないところは左右の指示を与え、登ってくる同年代の方達と挨拶を交わしながら2時間35分でロープ下の駐車場に到着。
 帰りは私が「湯めぐり( 温泉道)」の時立ち寄る蕎麦屋さんで遅めの昼食を摂り、無事帰宅。


ロープウェイ乗り場下駅から鶴見岳を望む

鶴見高台公園は盛りの紅葉と3分咲の冬桜が目を楽しませてくれた。

    
        朝日を浴びるモミジ                                 3分咲の冬桜

     
           紅葉と冬桜         ロープウエイが下りてくる             色の盛りを過ぎようとしている紅葉

紅葉と山茶花

    
       山頂への石段を登る同行者                           山頂近くではマユミの木の花が迎えてくれる


    
      指差して教え頂いた雲仙岳                               山頂から下りへの突入

    
       この先から溶岩石が行く手を阻んでくる                  木々が葉を落とした登山道

    
       所々に名残の紅葉                                 登山道が判らないほどの落ち葉
     
落ち葉の中を音を立てながら下る同行者

    
          登山道の安全地帯では後続を待つゆとりも                堰堤の隙間から別府市街地を望む

 鶴見岳登山道では素晴しい紅葉を堪能することは出来なかったが、久しぶりに登山道と言われる岩石や落ち葉の道、または危険を伴う狭い道を歩きながら、北・南・中央アルプスや関西の山々を 「おこじょ山の会」仲間や山仲間有志と歩き登った山々を思い出しながらひと時の楽しさを味わった山下りでした。因みに本日歩いた歩行数は約11,000歩でした。