別府市赤松の魔崖仏


 同居の義姉が散歩の用意をして「散歩に行こう」と言うので、何処へ行こうかなと考えていると、別府の山家方面に磨崖仏があるのを思い出して、その手掛かりは東別府駅待合室にあるのを思い出して、まずは東別府駅へ。
 東別府駅で写真を見ながら磨崖仏へのルート地図でもあればと探すが無い、とりあえず山家町で誰かに聞いてみようと、山家町に行くと買い物帰りのご婦人にあったので、磨崖仏の位置を聞くと「この道を道なりに上って行くと一軒家ある、その家の横の階段を上ると有る」と言うので上って行くと、道が二手に分かれていたので、どちらかと思っていると中高年の男性が来たので聞くと、右の道を上って行くとヘアーピンに曲がった所に家があるので、その横の階段をと教えてくれたので上って行くと、それらしいところに出たので、その家の方に行くと男性が下りてきたので、磨崖仏はこの先ですかと聞くと「違うよ、この先2kmぐらい行ったところに一軒家があるので、その横の階段を上る」教えてくれながら、「前川清の故郷・・」の「テレビを見てきたのですか」と聞くので、云え駅の写真を見てきたと伝える。
 それから広い道路脇に安置されている地蔵尊を見ながら坂道を上って行くと、木の伐採処理をしているご夫婦に会ったので「磨崖仏はまだ遠いですかと聞くと」「あと5分ぐらいの所に一軒家があるので、その横の階段を上ると、以前安国寺と言う寺の在った、今は廃寺になっているがあるよ」と教えて頂いた。
 ほんに5分ほど上ると案内板と一軒家があった、階段は階段とは言えない朽ちた石階段で、上って行くと右正面に端正な仏さんが見え、少し離れた右側に目を閉じた仏さんが、もう一段階段を上って左右を見ると2体の仏さんが居た。ここの磨崖仏は岸壁に掘られた仏と違って巨石に掘られた仏さんで、4体とも首から上ばかりでした。
 写真を撮り終えて万歩計を見ると10,100歩でした。約2時間かかったが、帰りは下りのため、駅から1時間以上かかった上りも30分程で駅まで下りた、帰りついて万歩計を見ると18,500歩でした。


    
      歴史をしのぶ赤松探訪案内板                   教え頂いた階段は朽ちていた 磨崖仏はこの上にある

    
      最初に出迎えてくれる仏像                           その右奥にある仏像

    
       便所の神像                                        恵比寿大黒像

         
           恵比寿大黒像の上に安置されている石仏               便所の神像の下に磨崖仏の謂れの説明板

    
      磨崖仏から見る高崎山                             赤松集落の河津桜が満開に咲き誇っていた

    
   帰る途中で見つけた猪捕獲の罠、中に嘴の赤い鳥がいた       帰る途中では市街地を一望にできる場所がいくつかある

 魔崖仏の案内には、観音寺に一体と安国寺跡に五体あり、魔崖仏は四国の石工によ彫刻され、この場所に国と国民の安寧を願って渡辺淳教がここに寺を建立したと、文の最後に安国寺と言う寺の記録はなく、天下太平を祈願することを受けついだ寺名ではなかったかと、磨崖仏のある場所は観音寺で、現在は寺があった痕跡すらない。