私が関西に在住していたとき、「おこじょ山の会」と言う山の会の代表をしていた時の仲間が、久住連山「大船山」のミヤマキリシマを見たいので道案内をして戴きたいと言って来たので道案内を引き受けたが、当日は日曜日とあって登山口に当たる長者原の駐車場は朝早く行っても駐車スペースがあるかどうかわからないよと言って、6月1日別府駅で彼らと11年ぶりに再会した。 1日は時間的に山には登れないので、当日は熊本県の菊池渓谷に寄って山鹿温泉に宿泊すると聞き、その途中好い所があれば案内をと言われたので、菊池渓谷に行く途中にある熊本外輪山が一望に見える「大観峰」を案内して、菊池渓谷へ立ち寄り山香温泉に。夕食を終えたあと車窓から見た長者原の駐車場の状況は、明日は日曜日とあってもっとひどく、宿から2時間かかるのと、登山道は込み合ってとてもではないと説明し、出来たら大船山ほどキリシマツツジは無いが「涌蓋山」なら登山者も少なく、キリシマツツジがそれなりに見れると説明し、明日は「涌蓋山」に登る事にして就眠。 |
国道沿いにある植木の彫刻 |
動物の植木彫刻に見入る 大観峰から見える風景に感動する |
大観峰で記念撮影 右手前が筆者の私です |
菊池方面を見る 菊池渓谷に到着 |
菊池渓谷に着いたのが遅かったので散策はここまでにして山鹿温泉へ向かう |
2日目は昨夜話したように長者原駐車場に駐車スペースが無いのを確認して、涌蓋山の登山口に当たる筋湯温泉へと向かい、今夜止まる宿に駐車をお願いして、涌蓋山登山口へ。涌蓋山の登山は一目山を経由して登るのが一般的だが、私たちが登山開始したのが11時とあって、少し遅かったので、少しきつい登りがある一目山を経由しない近道の登山口へ向かうと、駐車場には1台の車があるのみで、登り始めて30分ぐらいすると、一人の男性が下山してきたのに出会う。男性と出会ってからほどなく広々とした緩やかな所に出て、南西の方向に緩やかな一目山が見えた。前を見ると優雅な涌蓋山がどっしりと見え、その斜面にうっすらと赤いものが見える、キリシマツツジかなと思いながら登山道脇を見ると、あちこちにキリシマツツジが赤やピンクの色合いを見せながら、疲れた体力を癒やしてくれる。 少し間の植栽林を抜けると登山道も傾斜を増してくるが、両脇にはミヤマキリシマツツジの群落があちことに広がり、カメラ片手に足元に気をつけながら登っていると女岳と記されたピークに着く。女性の二人がここまでにするので、皆さんは登ってきてくださいと言うので、4人で登る事に、斜度と高低差を計算して100mと読み、時間は10分から15分以内と計算して登り始めると、10分で山頂に着いた。山頂からの展望は150度程で、私が以前登った時は筋湯温泉側ではなく、小国側から牧場を経由しての登山だったので、登山口から一時間半程で登れたが、今回は山頂まで三時間かかった。宿に帰りついたのが四時半で、久しぶりの登山を堪能したひと時を過ごすことが出来、仲間の皆さんありがとうございました。 |
筋湯温泉 旅館白滝 11:00 宿を出発 |
ひぜん登山口入り口と有料駐車場 |
登山道登り口 上から見た登り口 |
灌木林から抜け出ると日差しが 山頂のキリシマツツジが見え始める |
舗装に変わった林道を少しだけ歩く 景色の良い場所で小休憩 |
登山道脇にキリシマツツジが姿を現す キリシマツツジを見ながら進む |
草原から涌蓋山を見る ほどなく分岐点 三点の分岐点 |
草原の中を涌蓋山へ 草原横にキリシマツツジの群落が |
いたるところに現れる群落 枯れすすきの合間から見る涌蓋山 |
涌蓋山の斜面に広がるキリシマツツジ 女岳 約1400m 山頂より約100m低い |
涌蓋山 山頂 左が私 |
山頂の三角点 下りで見つけた色艶やかなキリシマツツジ |
人房のツツジ 二人と合流 |
下りの草原から見た一目山 宿まであと少しだよと励ましながら下る |
3日目に由布岳を予定していたが、昨日の登山で疲れを癒やすために中止して滝巡りに行くことにした。滝巡りは九重町と安心院町・院内町に高低差100m級の滝が存在しているのを以前何度か訪れているので知っているので案内することにした。 最初に訪れたのが九重町に日本一の吊り橋と言われる「夢の吊橋」(人だけしか通れない吊橋)から見る震動の滝、ここは新緑の季節も良いが、何と言いても秋の紅葉の季節は抜群です。次に訪れたのが西椎屋の滝、この滝は私が訪れた滝のなかで一番感動した滝だが、今回訪れた時は第一展望所からしか展望することが出来ず、滝の落ち口だけの展望で、第二の展望所からは滝の中間から見ることが出来、滝口や滝壺が手に取るように見えたが、地震か豪雨のためか分からないが、第二展望所への通行はロープが張られ行くことが出来なかった。 次の滝は東椎屋の滝ですが、その途中に奇岩が織りなす風光明媚な所と、九州のマチピチュと言われる所に立ち寄り、景色を堪能したあと東椎屋の滝へ。滝には対向車が来たら交わすことが出来ない狭い道を進み、皆が手に汗を握るころ駐車場へ到着。足元の悪い岩場に気をつけながら滝壺へ。滝壺から見上げる滝は爽快で感動の声が、ひと時滝を堪能したあと駐車場へ戻り次の福野の滝へ。 福野の滝は滝壺からと滝上から望むことが出来るので、まずは滝壺方面へと向かい、滝の入り口に当たる民宿兼食堂に車を駐車して滝壺へ、歩行路は一枚岩の滑りやすい滝道で、転倒しないように慎重に歩を進め滝壺に到着。滝の高低差は震動の滝や椎谷の滝と違って少し低いが水量は多く、足元に気をつけながらカメラに収めていました。駐車場に戻ると少し遅めの昼食を摂り、次の滝上へと向かい、滝上の展望所から見る滝口や滝壺は、滝壺から見た滝と違って豪快そのものでした。 予定の滝巡りを終え、今夜の宿泊所である湯布院温泉へと向かう。途中自衛隊の演習所がある草原なだらかな日出生台を通って湯布院の宿舎に。 |
吊橋の対岸から見る昨日登った山なみ |
夢の吊橋渡口 吊橋から川底を見る |
風が強く手すりをもって進む |
吊橋を背景に記念撮影 |
吊橋対岸の展望所 奇岩を眺める(個々の奇岩は男石と言われている) |
マチピチュの風景 ひだりの尖った山としたの田園がインカのマチュピチュに似ていると言われている |
東椎屋の滝にて |
足元の悪い階段を下る 一枚岩の上を進む |
滑りやすい個所を慎重に 後ろから外国の人が来る 木枝から眺める滝 |
滝壺に着く |
豪華な滝を眺める 滝から戻ってきたところ |
福野の滝入り口 滝口と滝壺 |
少し離れた所から滝を眺める 慎重に滝壺へと進む |
滝を背景に記念撮影 |
滝壺へ慎重に進む 滝上展望所から見る福野の滝 |
滝を見下ろす |
4日目は関西の仲間が帰る日、列車に乗る時間を勘案すると湯布院を9時頃に出発するのが良いかなと9時前に宿を出る。宿から由布岳登山口までの草原をゆっくり景色を眺めながら登り、猪瀬湿原から伽藍岳下の草原を見てもらおうと塚原温泉への草原を走るが、太陽光パネルがづらり並び景観が損なわれ見ることが出来なかったので、別府市街地を一望に見下ろせる十文字原展望所へ立ち寄る。展望所からの景観は素晴らしく、天気が良ければ四国佐多岬が見えると言うとびっくりしていた。 駅までの時間を考え、途中明礬温泉に立ち寄り、湯の華採掘場所を見学し、土産を買って別府駅へ。列車時間まで喫茶店で過ごし、昼前皆と別れて私は帰路につきました。短い日時でしたが11年前まで山の会で野山を一緒に歩いていた感触を味わいさせていただき、皆さんありがとうございました。 また会える日を楽しみにしています。ありがとう。 |
展望台から見る別府湾と高崎山 鶴見山を眺める |
明礬温泉 湯の華採掘所 |
湯の華の出来方を観察 土産物店にて |