私、眞名井 一正と申します。 私が物心ついた頃より、父母に眞名井と言う名は由緒ある名と、よく話を聞かされた事があります。 由緒ある名の話とは、父母も祖父母に代々伝えられた事として、眞名井家を絶やしてはならない、事情があって今は分家筋に系図を引き継いで貰っているが、私達が本家であり、眞名井と言えば由緒ある家柄で祖父母の代で35代目と、しかし父母も何がどうして由緒ある名なのかは知らされず、ただ岡(大分県白山村の集落名)から見渡せる山野は全て眞名井の所有地権で先代の家長(何代目かは不明)が道楽の限りを尽くし、全てをなくしたとしか聞かされていないので、先々代は富豪であったぐらいしか判らなかったが、分家筋が所有している系図を見て、並ならぬ家名と思い、今は食べるにも困窮している眞名井家だが、出世や名誉なんかはどうでも、眞名井という名に誇りを持ってほしいと、父母に聞かされたものでした。 高校卒業後、今の職場に入社して多くの方々と接するに、眞名井と言う名は珍しい、何所の生まれですかと今でも聞かれ、お話するたび、相手より何所何処に眞名井の地名があると聞けば記録して、近場であれば行って見たり、また地名の言われを土地の人に聞いたりする度、父母の言葉がよぎる。 私の家系は、私が6男(1948年生まれ)で戦時中3名が死亡、戦後9人兄姉弟妹として育って来ましたが、長男は子供に恵まれず56歳で他界、次男は二人の娘に恵まれたが54歳で他界、4男は一男一女に恵まれたが62歳で他界、6男である私は一人娘で、今は嫁ぎ一男に恵まれています。 私も父母に引き継がれて来た、眞名井の名と歴史を何度となく娘には、嫁ぎ姓が変わろうとも眞名井と言う名を大事にしてほしいと語っています。 次回はルーツを求めて旅した事と、私なりに理解した事を記してみたいと思います。 眞名井の由来または発祥の地をご存知の方、お知らせ戴ければ幸いです。 情報をお持ちの方、お待ちしています。 |