私鉄連帯する会
第30回 全 国 交 流 集 会



  今年の全国交流集会は10月15日・16日の二日間、福井県芦原温泉清風荘で開催されました。
 昨年関西から別府市に転居して二回目の全国交流集会参加となります。昨年は一人で大阪駅まで行き、元職場の仲間と待ち合わせをして開催場所である諏訪湖畔まで行きましたが、今回は宇佐市に居る姉さんが今大々的に兵庫県朝来市の竹田城跡が日本のマチュピチュとして宣伝しているのを見て行きたいと言ってたので、「今回全国交流集会の帰りに立ち寄っても良いので行くか」と声を掛けると「行く」と言うので別府から車で参加してまいりました。
 集会初日は代表世話人がこの一年間取り組んできた経過報告を行ったあと、来賓のあいさつを受けたあと元代表世話人であった脇寺敏男さんから「学び広げよう仲間の輪」と題して記念講演がありました。
 今回の記念講演は日本共産党元書記局長の市田忠義さんが行う予定であったが、急遽臨時国会が開催されたため政務を果たすため来れなくなったとの報告を受け、市田忠義さんの代わりに脇寺敏男さんが引き受けてくれたものです。
 脇寺さんの講演内容の詳しくは年明けに発行される交流誌を見ていただければと思いますが、この紙面での講演内容については大まかな見出し的なものを記載致します。
 まず初めに安倍さんの集団的自衛権・一内閣で二度の消費税引き上げの模索・原発再稼働・沖縄をはじめとする日本全国何処でも米軍の基地化・民主主義を否定して極右内閣への道を話する中で、安倍極右内閣に国民をはじめ保守自民党の人たちからも怒りの声が沸き起こっているが、これらの声に耳を傾けることなく財界や富裕層の声を聴き株を引き上げることに専念していると
 二つ目に労働者国民の生活はと題して、人間の尊厳を踏みにじられるハケン君を財界言いなりに増やして行く過程で、韓国で起こった客船事故を引き合いに派遣労働者は短期契約で仕事に必要な講習を受けてないがために、多くの職場で負傷事故や死亡事故が起きていると、また長時間労働がまかり通るなか江戸時代の番頭と丁稚を引き合いに、江戸時代の番頭や丁稚は決められた時間内の仕事しかせず、彼らが今の日本の仕事ぶりを見たならびっくりするだろうと話し、正規社員も派遣社員も生涯の仕事として誇れるのかと問いかけている。
 三つ目に私たちが所属する私鉄総連をどう位置付けるか、連合の結成と総評の右転落をどう見るのかと題して、なぜ総評は右へ転落したのか、それは国政の基本問題をめぐって転落して行ったが、そこには経済界の政治への影響が以上に大きく、政府へ傲慢な提言を押し付け実現していく過程において、連合が全労働者を視野に入れることなく、自公政権にすり寄った運動をしている過程で右転落は起こりうるべくして起こったが、その点全労連は全労働者を視野に入れた闘いを繰り広げ、連合が組織人員を減らしている中で全労連は組織発足から倍に増やしている。
 四つ目に私鉄総連の運動について、労働組合として困難なときでも賃金要求や非正規労働も三年たてば正規労働者として一定の社会的役割を果たしているが、他産別への具体的な呼びかけや中央集団交渉の方向性が見えず、特定政党支持が改められないため、自公民で決めた悪政でも今なお民主党を支持し、総連大会において大会がガス抜きになるなか、私たち仲間の代議員発言が光っている
 五つ目にそうは言っても労働運動に一定の変化が現れてきているとして、日教組では特定政党支持を外し、またナショナルセンターの枠を超えた連合から全労連への運動が広がり始めている。
 六つ目に連帯する会のこれからの在り方として、労働組合の強化に日常的取り組む、そして節度ある批判・道理ある説得のなか労働組合記念講演のあと、と共にをモットウに提案型の労働運動を進めるなか、多くの仲間を増やし世代交代が出来る連帯する会にするためにも、全労働者と向き合い、全労働者に対して挨拶からはじめて、自分の知っている近しい人だけではなく労働者の全生活と付き合い、職場の人だけではなく労働者の周りの人をも対象に政治を変える闘いに結んでこそ仲間が増えると結びました。
 記念講演のあと分科会と分散会が行われ、私はOB総会に顔をだし一日の日程は終わりました。
 二日目は各会からの報告を受ける途中、私が次の目的地まで行く時間を計算すると最後まで居る事が出来ず早退して次の目的地へ、最後まで居なかったので来年の開催場所は判らないが、集会が始まる前に聞いた話では日光市らしい?。

 
    
        開会前 歌声仲間の合唱                            小林敏夫代表世話人の挨拶

 
    
記念講演をする元代表 脇寺敏男

 
 
    
          宿のそばを走る京福電車                          夕食メニュー あとから追加多数

 
 私が所属する会からの報告者  内容については後日原稿が届き次第


  メインスローガン   仲間づくりの対話をすすめ、人間らしく働くことがあたり前の職場をつくろう